私の事務所で、堀金村女性会議のまとめ役や男女共同参画コミュニケーターなどを、長年に渡って務められた、米倉氾子さんに、男性中心社会の農村の中で女性の社会参加を高めるために、どの様なことをされてきたのか、お話を聞く会を開きました。子育てや福祉などに関する活動を中心に、例えば、講座やパンづくりなどの活動に気楽に参加したり、若いお母さん達にも参加してもらえるよう、必ず保母さんを付けるなど、足下からコツコツ活動されてきた様子に敬意を表したいと思いました。でも、企画の段階からみんなで参加するという意味の「参画」という言葉も、一般の住民には馴染みがなく、男女共同「三角」と思っている方もいて「男と女ともう一つはなんずらね」、「女性会議」も「今度はなんの助成(金)がもらえるのかね」という具合、行政の思惑と住民意識はなかなかかみ合わないようです。1月に米倉さんはウズベキスタン経由の格安チケットでトルコの旅をしてきましたが、トルコの印象も話してくれました。「トルコの人々は誇り高い民族、アメリカがイラク戦争で基地を貸してと頼んだときにも断った。本当は外貨がのどから手が出るほど欲しい国なのに。紀元前から築かれている石の文化とともに、トルコには歴史や見識が培われている、日本も見習うべき」「長野県は箱物作りはもう結構、人づくりに優先的にお金を回すべき、日本はこの10年で人が枯渇している、教育や子供にお金をかけなくなったため。箱は維持するのが大変だが、人は子から孫と次の世代に受け継ぐ、これからの行政には人づくりを最大の事業として欲しい」と。大正時代の2年間命がけで人間教育をした白樺の教師さかいりっかいに学んだお父さんと議論をしながら、大切に育てられたという米倉さんの言葉は、本当にその通り。昨日は引きこもりの青年達が暮らす有明の家へ、主人の波場さんと一緒に、先日新聞に有明に家の若者達が穂高町の温泉公社と契約し、環境整備の知識ある人の指導を受けながら、林の整備を行っているという記事が出ていたので、一緒に仕事の様子見させていただきに。新聞に載っていた、「青年達は無理して合わない環境に生きてきた、環境が合えば人の能力は一気に引き出される」という波場さんの言葉通り、生き生き取り組まれていました。
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