北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2003 年 12 月 24 日
矛盾?疑問?のリサイクル法
〜さわやか早苗日記174〜
 暮れは大掃除の時、主婦不在の台所を夫が「しょうがねえなあ」と言いながら大掃除。戸棚の奥ある結局使わないでいるものを整理、ハテ?ここで考え込むのが不要なプラスチック類の行き場だ。
 いつものように、穂高町から出ている手引き、家庭ごみ・資源物のごみの出し方を見ながら、「1、燃えるごみ」と「2、プラスチック製容器包装資源物」に分けている。しかし、例えばなぜプラスチックの食器は1で、プリンのカップは2なのか?50枚入りポリ袋は1で、スーパーのレジ袋は2なのか?壊れたバケツは1で、酢だこのバケツは2なのか?手引きを見て"何となく"分けているが、理由がわからない。

 長野県に3つある(全て長野市)プラスチックのリサイクル工場の内、穂高広域で集められたものは高沢産業でリサイクルされているが、今日は、製品化まで行っている飯山陸送を見学。
 まず、プラスチックリサイクルの仕組みについて大変親切に説明いただいき、先に書いた分別の理由がやっと理解できた。
 容器包装リサイクル法に基づき、特定事業者と市町村がリサイクル費用の負担金を出している。容器・包装を利用して中身を販売する業者、容器を製造する業者、及び、同様のものを輸入して販売する業者を特定事業者という。
 つまり、バケツや50枚入りポリ袋は中身を入れて販売するのが目的でつくられたものではないので、これを作る業者は特定事業者ではなく、リサイクル費用を負担していない。特定事業者が作ったものではないプラスチックはリサイクルできない(してはいけない)ので、燃えるごみに出す。
 酢だこのバケツやスーパーのレジ袋は中身を入れて販売する目的で作られているので、リサイクル費用を負担している特定事業者が作ったものであり、これはプラスチック資源物としてリサイクルに回す。
 う〜ん、同じプラスチックなのに、一方で燃やし一方でリサイクル、なんだか、納得できない。現に飯山陸送の方は、どちらが工場に来てもかまわないと言う。ただし、特定事業者が作ったものではないプラスチックが増えてしまうと、市町村が負担するリサイクル費用が増えてしまうことになる、だから、それは燃えるごみにと・・・、やっぱりヘンだ、これって、法律でそういうふうに決めたからってこと。
 更に、リサイクルに回すのは一般廃棄物だけ、しかし、産業廃棄物の中には同じ種類のものなので、再生しやすいものが多くあるという。

 工場の中も見学させてもらったら、手作業で種分けしたり、破砕機で細かくし洗浄後、比重で幾つかの同じ種類のプラスチックに選別、原料化。原料化できなかったものは、豊田村の最終処分場で焼却もしくは埋め立てるが、飯山陸送では70%を原料化、これはかなり高い数字らしい、基準は45%とのこと。
 建物内には豊田興産というリサイクルされた原料を用い製品を作る工場があり、ここでは擬木などを作っている。問題は鋳型が高いのに、作ったものの販売が大変なことだそうだ。リサイクルを進める為には行政が製品化の研究や販売にもっと力を入れて欲しいと言っていた。
 しかし、リサイクルするために大していらないものまで作らざるを得ない、この仕組みもおかしい。本来はリサイクルではなくリユースを進め、同じものを繰り返し使う社会にし、また、大量消費社会をやめることが大事ではないか。(続きは明日)


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