北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2004 年 1 月 17 日
危険な通学路は犠牲者が出ないと変わらない?ひも付補助金は×
〜さわやか早苗日記189〜
 数日前、乗鞍の女性から子供の通学路(県道)が危ないので見に来て欲しいと電話があり、昨日、調査に行った。乗鞍の大野川小学校に通う子供達は自宅から学校まで4km以下は徒歩、それ以上は定期バスなどで通学(村費負担)。ただし、12〜3月小学3年以下はバス通学用に定期券が配られる。4kmが徒歩通学の境というのは、穂高でもそうである。
 大野川小から鈴蘭地区に向かって3〜4km離れた所から、歩道のない国道を歩いて通う小学生は6人、中学生は9人、子供の人数は減少している。路肩の白線の中を歩道と呼び、白線と道路端の間を通って出来るだけ歩いて通うようにというのが学校の指導。とはいえ、路肩は歩道ではない、カーブの多い急坂も多く、なれない観光客の車が飛び込んでくる可能性も考えれば危険である。
 また、特に冬場は除雪した雪の壁が出来、路肩の白線も隠れてしまう。しかも、朝や夕方になると道は凍る、時には吹雪で視界がないときもある。こんな中を子供達を歩かせるのは危険であることは言うまでもない。しかし、学校からは親の責任や判断でということなので、電話を下さった親御さんの場合は、冬シーズンの内、半分は自家用車で送り迎え、自家用車が出せないときはバス利用で、これが年に20回ほどだそうだ。
 私が調査に行ったときは、晴天、路面は氷ってはいなくて、歩くには一番良いコンディション、とは言え、両側雪の壁の車道の端を歩いていると、大きなトラックが何台もすれ違う。その時には、端に身を寄せじっとし、緊張。氷っているカーブの坂道、吹雪で視界が悪かったらどうだろう、親としたら、心配しているよりは送っていく方を選ぶはずだ。
 確かにここで暮らしているからには、子を守るのは親の責任であるかもしれない、しかし、安全な通学路を用意するのは行政の責任でもあるはずだ。村の教育委員会には毎年要望するが、答えは「県道だから」。県に言うと「通学路の問題は村の責任」とでもいうのかな?今度聞きに行ってみたい。
 観光シーズンは自転車利用の親子づれもあるそうで、県道に歩道が全部出来るのが望ましく、また歩道の除雪で安全な通学路が確保されるのが望ましいが、お金がかかったり、冬場の歩道確保が難しいなら、せめて、冬場だけでもバスの定期券を発行するとか、スクール回数券を用意するとか出来ないものかと思う。たとえば、村がそうしたい場合に、県が半額補助するのはどうだろう。歩道を設置するお金に比べたら、少ない。
 そしてこのような問題でいつも住民が話す言葉が必ずある、「誰か犠牲者が出ないと、変わらないのよね」。犠牲者が出る前に、出来うる限りの通学の安全が確保される、こんな当たり前のことが実現できる信州であって欲しい。

 環境省に行った続き、主な目的は国の廃棄物対策や、生ゴミバイオガス化燃料電池発電施設の実験結果などを聞くこと。全体を通して感じたことは、国はお金を持っていて、手を挙げた地域の取り組みに補助金を出す。でもビジョンをもち、良い取り組みを日本全国に広げようということは、殆どしていないのではないかということ。
 私の質問に、これからはリサイクルの質が問われる時代であると言いながら、企業の「自発的」努力任せという感じ。また、今あるゴミの焼却炉の補修に補助はつけないのかという質問に、大きい国と地方のかかわりにきめ細かい事は出来ないとのこと。それなら、田中知事も言っているように、ひも付き補助金はやめて、地方が自由に使えるお金を増やしなさいと言いたい!でも、それだと国の官僚の仕事がなくなって困るのだろう。

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