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2004 年
3 月
9 日 私の一般質問。人の生き方についての話にヤジはナシ、なぜ? 〜さわやか早苗日記221〜 |
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一般質問2日目、昨日今日と、生け贄の羊のように職員ををいじめる質問の繰り返し、前向きな提案型の議論がなされない議会にうんざり。そこで、私は「質問に先立ち、県議会のあり方について、発言することをお許しください」と言い、次のように一般質問を始めた。 「私は1、2月に、いくつかの委員会を傍聴しました。 議会運営委員会では、"公文書公開請求者の個人情報流出"の件で、責任を負うべき立場の議員の処分が、守秘義務がないなど県民感情を考慮しない理由で決着が付けられました。 文教委員会では、稲荷山養護学校の使用開始1年遅れは、12月議会で木材の事前調達を否決したことが原因であるにもかかわらず、"議会のせいではないと言うように"と職員に迫る、議員の皆さんがいらっしゃいました。 そのほかにもありますが、前向きな議論をさまたげて、県政に混乱をもたらしているのは、議会の方に責任があるという印象を一層強くしました。 議会は、県政のチェックが重要な役目ですが、改革と創造の足を引っ張るためのものではないはずです。私たちはもっと前向きな議論に努力しあう必要があるのではないでしょうか。」 案の定、わんわんとヤジが飛ぶ。でも、後から新聞記者や職員から「胸がスカッとしたと」言われた。 その後、私は、「緑のダム」「障害者などへの仕事支援」の2つのテーマで質問をした(内容は3/7の日記参照)。私の質問に対して、知事は大変丁寧な答えをしてくれた。特に、心に障害を持つ人について、デュビュッフェと草間彌生の二人の芸術家を例に挙げて答弁した時、私は、知事のモノの本質を語ろうとする姿勢や、芸術への造詣の深さにあらためて驚いた。 この20世紀と21世紀を代表する二人の芸術家は、いずれも稚拙とか反芸術とか言われ、一般にはなかなか理解されなかった人たちだ。草間彌生は今でこそよく知られているが、幼いころからの幻聴、幻覚を克服しようと非現実の中で芸術に取り組んだ希有な才能の持ち主。ジャン・デュビュッフェは「アール・ブリュット〔生の芸術)」の芸術家と言われ、子どもや精神障害を持つ人や未開人の作品の中にこそ芸術の根源があると考え、それをテーマに実践した人で、私も夫も最も好きな芸術家の一人。 私が、「引きこもりや心に障害を持つ人たちの能力の高さを考えたときに、社会的に大きな損失だ」と言ったことを受けて、知事は即興的にこの二人の芸術家に想いを馳せ、語る感性はすばらしい! それにしても、このように人の生き方や心のあり方について知事が話す時は、議員はヤジをぴたりと止めて、周りの人と無駄話。「なぜかな?」と夫に聞くと、傍聴席の一番前で一部始終を観察していた夫は「理解できなかったんだろうね」と寂しそうに言った。 また、私が嬉しかったのが、心の障害を持つ人を支援する時に「今のままの君で良いんだよ」と言うことが往々にしてあるが、これではいけないと知事が言ったこと。小林Dr.の「虹の村診療所は治りたい人に来て欲しい所」という言葉と重なった。誰だって、今の自分より向上したい。だから、有明の家や虹の村診療所のように、互いに支えあい育て育ちあう場が必要。このようなコモンズがあちこちで育っていけるように、真に必要な支援をという私の質問に、知事は「対当のライバルとして支援したい」と答えてくれた。 北山早苗2月県議会一般質問 | ||
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