北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2004 年 3 月 24 日
継続となった「信州の美しく豊かな風景を育成する条例案」2
〜さわやか早苗日記228〜
(「信州の美しく豊かな風景を育成する条例案」が継続との委員長報告への私の質問・続き)「次に、条例案の内容そのものについては、どのような議論がなされたのか、以下の4点について質問させていただきます。

 第1点目は、県のイニシアティブについてです。信州の景観の現状をかえりみると、個々には美しい建物や景色が点在していても、全体としての調和、シルエットの美しさに欠けているため、せっかくの雄大な山河が生かされていないと考えます。信州においては、広域的な観点からの景観形成が特に必要であり、県としてのイニシアティブが重要であると考えますが、この点についてはどのような議論が委員会ではなされていたのでしょうか。

 第2点目は、景観育成アドバイザー制度についてです。広域的に調和の取れた景観に誘導していく観点から、ヨーロッパなどでの都市計画において試され済みの、有効な政策手段だと考えます。また、しがらみのない、独立した専門家を確保するという点でも、よい制度だと評価しています。さらに、この制度を、県内に優秀なアーキテクト(美の専門家)を育てる基盤としていただきたいと思います。景観アドバイザーの位置づけについて、どのような議論がなされたのでしょうか。

 第3点目は、県民参加が広がることへの期待です。50人以上の県民ないし土地所有者からのまちづくり提案を受け止めて、検討するということも、これまでは住民からのまちづくり提案の行き場がなかっただけに、歓迎しております。住民による自主的な学習・調査・提案の活動が広がり、まちづくりの担い手が育つことを期待しています。委員会では、この点について、どのような議論がなされたのでしょうか。

 第4点目は、国が景観に関する新法を検討している中、遅れをとってしまい、国の新法が信州の特性を踏まえた個性的な条例づくりの足かせになってしまうのではと恐れます。国制度との関係、特に足かせという点では、どのような議論がなされたのでしょうか。」

 質問はここまで。平野成基・総務警察委員長の答えはお決まりの「報告の通り」というもので、質問にはまともに答えていなかった。その割には「申し添えますが、北山議員のは質問ではなく、(意見を言う)討論です」と、ちゃんとご自分の意見は言っていた。そんな風に言うなら、自分こそ答えにならぬ答えはやめて、私の質問にきちんと答えるべきである。
 ちなみに、委員会報告が継続の場合は賛成反対の討論は出来ない。出来るのは質疑(質問)のみ。討論ができるなら、最後に以下のように言いたかった。しかし、今回は質疑なので言うのは諦めた。

 「最後に、私は、信州のような他に比類できない美しい景観を持った県が、それを守り育てる上で、他の都道府県から見本とされるような景観に関する制度を今日まで実現してこなかったことを残念に思っています。よく、県外者からは、"信州の人は、美しい景色に慣れっこになっているから、無神経になっている"と言われます。議会が、この条例案に後ろ向きな議論しかできないとしたら、なおさら、私たち県民の景観に関する無神経さを全国に発信してしまうような気がしてならないのです。議会として、本条例案を前向きに議論していただけることを願ってやみません。そのことを申し加えて、質問とさせていただきます。」

 後から、知事の秘書が質問の原稿があったら欲しいと言って来られた。どうしてかと思ったら、訳が後で分かった。知事会見や部長会議で知事がこの質問について触れたそうだ。(内容は知事のホームページの3月23日部長会議録、知事会見参照)
信州知事の田中康夫と申します。

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