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2004 年
4 月
19 日 平谷、根羽村視察。小さなところほど元気で輝いている 〜さわやか早苗日記246〜 |
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信州のことをもっと知るために、県内のいろいろな市町村を訪れてみたいと考えた。とは言っても県内には118市町村もあり、全て行ってみるのは容易ではないので、山間や県境などにある小さな村などから訪れ、役場で小さな村の運営、合併についての方針や自律の取り組みなどを聞いてみたり、地域おこしについて視察してくることにした。初めの今日は南信の、県内で一番人口の少ない平谷村と、県境の根羽村を訪れてみた(写真は県境)。 午前中に根羽村役場で話を聞いた。根羽村は人口1300人ほど、役場横ゴミ収集場所のゴミ袋を見てみると、北設広域と書かれている。どことの広域なのかな?と思い後で聞いてみたら、設楽町など愛知県の5町村と根羽村との広域組合とのこと。また経済圏は豊田市と、愛知県に依存している部分も多い根羽村は、合併についても、下伊那郡の近隣町村との合併だけでなく、愛知県の町村との合併も視野に入れて考えてきた。しかし、合併しようと思っても小さな町村は相手からお荷物と思われてしまうのか、そっぽを向かれてしまうことが多々あるが、根羽村も合併相手がいない。そこで、取りあえずは単独でやっていくことを決心し、あきらめることなくふるさと根羽村を築いていこうと、『ネバーギブアップ宣言』を今年1月に出した。根羽村が自律するためには、村に人が住み続けることが大事と考え、豊かな森林資源を村の特徴的な産業にしたいと、林業や木材加工業、観光に力を入れている。また、水源を守る村として安城市と契約したり、全国から会員を募るふるさとの森事業を行っている。 視察させてもらった杉間伐材を加工している施設では、10名ほどの人が働いていた。根羽杉として県内でも公共施設などに広く利用されており、年間の売り上げは1億2500万円以上になるそうだ。林業にはIターンの若者を受け入れている。 観光の拠点にしたいというレストランや売店、宿泊施設のあるネバーランドでは、豆富(豆腐)や乳製品などの加工施設もあった。お昼に食べた豆富ハンバーグはつなぎにひき肉や卵を使わず、『じねんじょ』のみを使った、とってもヘルシーなものだった。 午後に行った平谷村人口650人ほどで、役場周囲の比較的広い部分に、村民ほとんどが住んでいる。村民は合併希望が多いが、根羽村と同じく合併相手がいない。平谷村の塚田村長は村を存続させる為に、まず、村から人が出て行ってしまわないようにしようと、雇用場所をつくることに力を入れてきた。林業、土木、温泉施設、温泉プール、宿泊施設、スキー場、フィッシング施設、駐車場完備の店舗誘致施設など、過疎債や国庫補助を利用して、働く場確保に努めている。平谷村全体が一つの会社という感じがした。役場も大きな雇用の場で、22人の職員がいるそうだが、若い方が多いのは意外だった。合併すると雇用の場が一つなくなってしまう。 村内の施設にバスで案内してもらったが、観光施設は小さな村の割には立派なものが多く、過疎債とはいえ3割は村が負担するお金だ。大丈夫なのかなあとも思うが、名古屋に近い地の利があるため、スキー場も温泉施設なども赤字は出していない。夜は村営の「ひまわりの館」に泊まったが、大きなお風呂に驚いた。 たとえ合併する相手がいなくても、政府が小さな村をつぶそうとしても、平谷村の積極的な観光客をよぶための政策や、根羽村のネバーギブアップ宣言など、めげていない。小さなところほど元気で輝いているように思えた。33000人も人口があるのに、住民の意向に反して合併したくてたまらない穂高町とは、ずいぶん違うなあ | ||
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