北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2004 年 5 月 30 日
県議会で予算否定のいわく付きせせらぎ小路に、高い住民の関心
〜さわやか早苗日記261〜
 今日は、安曇野の万水川堤防に遊歩道を、住民と県が一緒に造る「せせらぎの小路づくり」が始まり、参加した。田中知事をはじめ、住民、県職員、近隣町村職員などが大勢参加して行われた。もとは、本年度予算の編成時において始まった県職員の直接提案制度(現地機関の長や職員個人や任意グループが、直接知事に対する提案をする機会を設け、先導的先駆的な事業の創出をねらいとしたもの)で、豊科建設事務所として提案したもの。
 吉村県政時に造られたやまびこ自転車が利用がされず、無駄になってしまうと私も住民も心配していた。やまびこ自転車道とせせらぎ小路をつなぎ、周遊にすれば利用されるようになるという職員のアイデアに、私もナルホドと感心した。

 当初は、1050万円の予算で簡易舗装の提案、ところが県議会により予算が否決。それでも豊科建設事務所は、地域住民の願いを叶えたいと、下水道工事で出た砂利や、烏川県営公園で間伐された木材のチップ、富士尾沢川にたまった砂をつかい、住民参加で費用のかからない小路づくりを考えた。
 県議会で、さしたる理由もなく感情的に否決されたという、いわく付きの道普請の為か、住民の関心も高く、当初は100人ほどで行う予定が、ふたを開けたらなんと270人も集まり、みんな驚いた。全員での作業は30分ほどで終わってしまい、あとは知事が一生懸命圧縮ローラーで固める姿や、任期付職員が提案して豊建職員が作った道しるべを知事と一緒に設置する姿を見守ったり、河原にお弁当を広げてみんなで食べたりし、楽しいひとときを過ごした。
 また、県議会の否決にもめげず、住民の思いを実現する為にがんばった豊科建設事務所職員に、知事表彰が手渡され、田中知事は「私たちがめざす真に豊かな県のあり方を体現したもの」を話した。
 さて、感情的意地悪?をした県議会議員はこの結果をどのように受け止めるのだろう。6月7〜8日に県議会土木住宅委員会の中信地区現地調査がある。なんと、せせらぎの小路を是非みてみたいと希望があり、7日午後3時20分に今回道普請した所を土木住宅委員の議員が視察するのだそうだ。「皆で楽しめたのだから否決してやって良かったんじゃないの」と思うのかな?感想を是非聞いてみたい。

 先日、原村の『小さくても輝く自治体フォーラム』の折、同じペンションに泊まった大阪経済大学と京都仏教大学の先生方に、せせらぎ小路の一連の経緯を話すと大変興味を持ち、「すばらしい道普請。学生と一緒に参加したい」と言う。
 今日は24人もで参加、一緒に汗を流してくれた。写真は私、林、宮川議員の「あおぞら」のメンバーと、学生や先生など。
 地域政策や住民自治を学ぶ学生たちは、環境保全にも興味があり、昨日29日には烏川渓谷緑地県営公園で、県職員からコモンズと森をテーマにした講義を受けたり、森を愛する管理人に案内され緑の中を散策した。

 小路づくりには引きこもりの方々のケアハウス『有明の家』からも、青年たちや支援者の皆さんが参加した。
 知事は道普請に参加していた経営戦略局長と2人の任期付職員に、有明の家を訪問していくように指示。県職員の皆さんが親身に有明の家の波場先生の話を聞いている姿を見て、私は昨年8月20日に知事が有明の家を訪れた時に、「このような頑張っている民間の施設が、やっていけるような長野県でなくてはいけない」と、話された事を思い出した。

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