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2004 年
11 月
7 日 震災地川口町で、心のケア活動をするおはなしパケット号に参加 〜さわやか早苗日記322〜 |
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昨日は、震災にあった新潟県川口町に行って来た。長野県が行っている支援の一つ、被災地の子ども達の心のケアを行う『おはなしパケット号』に、絵本の読み聞かせ要員として参加させてもらった。川口町は震源地に近く、最初の揺れは震度7。年配の女性が「最初の揺れは1時間続いた」と語っていた。 最初に訪れた和南津地区では、道路はひび割れ陥没、斜めに傾き窓ガラスが割れた集会場、完全に崩れている古い民家、大きく傾き何時崩れるかわからない状態の家が沢山あった。 先に現地入りし、支援したり、現地の行政と連絡調整役をやっている長野県職員から、住民の皆さんの気持ちを配慮し、壊れた家にカメラを向けないようにとアドバイスされた。川口町の人口は5748人で世帯数1522、この内280余りの住宅が全壊又は半壊、亡くなった方も4人いる。 集会場の駐車スペースに『おはなしパケット号』を停め、荷台の横の扉を開くと、本棚が現れ、開いた扉が座ったり寝転んだりして絵本を読む台になる。準備をしている間に、子ども達が集まって来て、1mも道路が陥没して出来た段差の上に腰掛けて、パケット号の開店を待っていてくれた(写真)。 ただの移動図書館ではなく、これ一台でわくわくする空間をつくり出すポケットパークの『おはなしパケット号』は、普段は長野県の市町村を回り、子ども達に夢を与えている。和南津地区の子ども達も好きな本を見つけ、座って本を読み始めた。一人で、あるいは兄弟や友だち、私たちスタッフと一緒に読んだり、連れ添ってきたお母さんの膝の上で読んでもらったり、スタッフとあやとりをしたり、プレゼントのスケッチブックと色鉛筆、クレヨンでお絵描きしたりした。 2歳の弟をおんぶしたお兄ちゃんもやって来た。スタッフが(大勢の大人が見ているから大丈夫)降ろしたらと言うと、「降ろしちゃダメと言われている」とおんぶしたまま座って本を読んでいた。快晴の土曜日、後片付けをしている家が多く、親は忙しく働き、赤ちゃんのお守を任されたのだろう。何処に行っても絶対に降ろさない様子に、まだまだ続く余震に予断を許さず、家族を守ることを、小学生でも強く意識しているのだと感じた。 午後は川口地区の泉水小学校に行った。避難所になっている校舎の中に誘いに行くと、数人の子ども達がゲームをやっていたが、出て来てくれ、高校生から小1まで、ゆっくり楽しんで行った。大人達にも、読んでいる余裕があるのかなと思いながら声をかけると、喜んで「回し読みしようよ」と大人用のプレゼントの本を何冊かもらって行った。 自転車の男の子が何度も何度もやって来て、パケット号の周りを回ったり、台の上ではしゃいだり。帰りにはお土産用のダンボのぬいぐるみが気に入って、かごに入れて帰った。 小さな子ども達は離れた親戚の家に避難していたり、もともと人口が多くない為、訪れた子どもは2地区併せて30人程(大人も入れて40人)。スタッフは読み聞かせ要員、スクールカウンセラー、保健婦、運転手、連絡調整役と大勢なので、子どもがもう少し来てくれると良かったかもしれないが、子ども達が大人に見守られながら安心してひとときを過ごしている様子に、スタッフも喜んだ。 静岡県の職員がパケット号の写真を撮らせて欲しいとやって来て、説明も聞いて行った。各県、地震に備える目的もあって大勢の職員を派遣している。東海地震をかかえている静岡県の職員は、長引く避難生活の中にあって心のケアが必要になった時、『おはなしパケット号』のような存在が普段から用意されていれば有効だと感じたに違いない。 新潟県川口町HP、町の地震情報 | ||
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