北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2005 年 2 月 24 日
公の情報は誰のためのもの?住民のための情報公開制度に
〜さわやか早苗日記356〜
 先日ある組合の新年会に招待された際、「これまで、**県議は(道路拡幅などの公共事業の)情報を早くくれたので、応援して来た。情報を早く知ったからと言って儲かるということでなくても、誰よりも早く情報を知っていることは大事なんだ。北山さんも、情報を教えられるようになることが県議を長く続けるコツだよ」と、親切にアドバイスをしてくれた人がいる。
 国会議員のホームページを覗くと、予算編成期になると地元についた砂防工事などの事業一覧が載っている。以前、地元についた予算を首長や有力者?に、他の議員よりもいち早く伝えられるのが、力のある国会議員と聞いた。その時「へ〜、そんな世界があるの!?」と驚いたことを、アドバイスを聞き、思い出した。
 いずれも、私には無縁の世界の話だ。

 一昨日22日から県議会は6人以上の会派による代表者質問が始まった。情報公開請求問題の件があり、5会派が情報公開について質問で取り上げた。
 昨日の県民クラブ・柳田議員は「ニセコ町に会派で調査に行って来た。公開できる文書ファイルが職員の机の引き出しに分けて入れてあり、町民が誰でもみられるようになっていた」と話した。ここまでは良い、続けて「情報量の多さは意見力に比例するため、情報量の多い者が市民を誘導できる」と‥‥。柳田県議は私にアドバイスしてくれた人と同じ見解なのだろうか。
 次に、「長野県の情報公開は進んでいるとはいえない。働きかけ文書も積極的に情報公開し、県のホームページ上で、柳田とボタンを押せば、自分の働きかけ文書がババ〜っと出てくるようにすべきだ!」と提案した。
 しかし、もし、働きかけの文書を見てみたい人がいれば情報公開請求すれば良い。平成16年度の働きかけの文書全てとか、柳田議員の働きかけ文書のすべてとか、書いて提出すれば良く、ことさら、働きかけの文書をホームページ上で公開したからといって、何の意味があるのだろう?
 そもそも情報とは県民の為に公開されるべきだ。柳田議員の提案は、自分が働きかけた事をひけらかしたいだけのようにも受け取れる。それなら、自分のホームページにでも書いて公開すれば良いではないか。
 また、柳田議員の提案は、全ての文書について、ホームページ上でクリックすればどこに何の文書があるとわかるようにすべきだとも受け取れる。
 知事は「費用と効果、時間を考えた時に、膨大なシステムになる」「むしろ、常に、より情報の開かれた社会を目指す意識改革、県民が臆せずものを言える環境設定と、職員の姿勢が大事」と答えた。
 
 田中知事は就任してすぐに、公文書のコピー代金が、吉村県政時の1枚30円から10円になった。これは、住民にとって本当に助かる。
 例えば、松本糸魚川連絡道路の情報公開時には30円の時代だったから、いくつものファイルのコピー代金は10万円近くになり、みんなでカンパし合った。また、道路建設のルートが予測できるものや、費用対効果等が全て非公開だった。その理由は、個人情報だから非公開と言うものではなく、今後の事業の進め方に差し支えるからというものだった。住民としては納得できない。
 ところが田中県政になり、松糸道路の意見交換会で住民の求めに応じて出された資料には、吉村県政時に非公開とされた部分が公開された。
 開かれた県政を肌で感じた。

 公の情報は住民のためのもので、一部の住民、議員、マスコミのためのものではない。職員はあくまでも、住民の方を向いて、住民の立場に立って、求められた情報を積極的に公開する姿勢が大事で、議員やマスコミの方を向いて仕事をする必要はない。

当サイトの著作権は北山 早苗 にあります。