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2005 年
5 月
28 日 不利も地域の資源に・山村パワー、果敢にチャレンジ・女性パワー 〜さわやか早苗日記380〜 |
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24〜26日に、県議会・農政林務委員会の現地調査で南信と中信に出掛けた。調査地は下記議会のHPを参照。南信州・上村の下栗地区は、標高1000m以上に集落と畑がある。空が近く、まるで天空にあるような下栗だが、地域全体が地滑地帯で、斜面にアンカーを打ち込んで固定する事業を平成12年から行っている。下栗では、段々畑ではなく、転げ落ちそうな斜面で畑作を行い(写真)、ジャガイモやそば等を作っていた。 山村振興の補助金を利用し、遊休農地を利用して体験農園施設等をつくり、地元「下栗の会」が運営している。5棟の施設は以前から来ていた都会人などが借り、足しげく通って来ているそうだ。交流施設の店舗では、地域で取れた農産物を女性達が家で調理してきて出している。斜面で作った下栗芋(ジャガイモ)をエゴマみそ田楽でご馳走になったが。味わい深い芋だった。 あおぞらでも県境の村視察で訪れた事がある南信州・根羽村は、近隣町村のような観光による地域振興ではなく、林業振興に村の生き残りをかけている。 根羽村は明治時代から中京都市の水源の森として、杉の植林が盛んに行われた92%が森林の村だ。林業で景気の良い時期もあったが、下火になり村は衰退した。しかし民有林が多く、村民が殆ど等しく所有しているため、村長のもと一丸となって、木が育つのと同じように、息の長い村づくりを目指している。 根羽杉のブランドで単に木材として生産するだけではなく、住宅や公共の建物用に設計士と連携しながら、伐採・間伐〜製材・乾燥〜販売までを、村の森林組合で行っている。消費者が、県産材で家を建てると50本の木は無料になるという補助制度を有効的に利用するには、設計士に「必ず根羽杉で」と書いてもらう事が肝心だ。 旧四賀村(松本市)のドイツをまねたクラインガルテンは、遊休農地に10年程前から整備してきた。131区画あるが、口コミで全国に広まり、応募倍率が5倍もあり、クラインガルテンの成功事例として全国各地から視察も多い。 支所(旧四賀村役場)の担当者によると、ただ貸すだけではなく、無農薬・有機肥料で野菜づくりをするという高い条件をクリアしてもらえる人に貸しており、安心安全な農作物を都会に持ち帰ってもらうことで、四賀村と四賀産農産物の良さを口コミで広めてもらっているとのこと。 いずれも山間にあり、地形的に不利で、高齢・過疎の問題を抱えた地域だが、一見不利と思えることも地域の資源として有効利用し、地域の自立に向け頑張っていた。 小さい地域なので、首長たちがリードして村民を誘導して来たと思われる。人口の多い地域ではそうはいかないと思うが、そちらは、住民の自発的な取り組みが地域の資源を生かす。塩尻市の矢沢加工所企業組合は、農家の女性7人が、行政からの金銭的支援は殆ど受けずに(塩尻市のみ僅かな支援)、出資金と借り入れで企業組合を立ち上げ、つくった農産物加工施設だ。農村や農業振興の補助金でつくられた加工施設はあちこちに沢山あるが、これは珍しい。 立ち上げまでには苦労が多かったが、自分たちの力で出来た事に胸を張り、企業としての責任と自覚を持って、生き生きと取り組んでいる姿が、素晴らしかった。 塩尻の県林業総合センタ−では「林業士養成セミナ−」を見学した。5月14日の県営烏川渓谷緑地公園・森林エリア開園イベントのシンポジウムパネラーの永田千恵子さんが、唯一の女性研修生として励んでいた。明科で主婦等が中心になって森づくり活動をしている森倶楽部21の代表をされているが、更に林業士を目指している姿に脱帽! 農政林務委員会現地調査(中南信地区) | ||
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