北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2005 年 7 月 31 日
私の報道被害・続編<4>
〜さわやか早苗日記336〜
 私の日記7/7、8、21に書いた報道被害の件で、26日に信濃毎日新聞の編集局長に会った。
 信毎が6/19に、「検証田中県政 第6部 揺れる人事・組織」というシリーズ記事の、「闊達な議論求めるが‥‥部長会議の改革」に、『前松本地方事務所長が南安曇郡の消防出初め式で、知事の挨拶文を代読し「コモンズ」を「集落」と言い換え、「過去を溶かし」のくだりを割愛。知事を支持する県議に電子メールで知事に'通報'された』と書いた件だ。
 前回会った、記事を担当した記者は「今後の取材と記事の在り方を、社内で検討する」と言ったが、どう検討されたか聞きたかった。
 編集局長は「日々の打ち合わせの中で報告は受けているが、この件だけ取りあげて検討する事はない」と話した。

 また編集局長は「(北山への)取材があった方が良かったか、なかった方が良かったかと、今の時点で言うなら、あった方が良かった。しかし、状況を伝えるメールがあったことは、複数の情報から、充分確認できている。推測や憶測で書いたのではない」と言っていた。
 私が「どこかから、そのメールを入手したという事ですか?」と尋ねると、「そういう事だったと思います」と答えるので、「何処から入手したのですか?」と尋ねると、「それは言えない」と。

 まず、7/7の日記に示したように「昨年あった『コモンズ』が使われないのは何故なのか?使って欲しい」という問い合わせと要望のメールを、私が送ったのは知事と、知事から頼まれた2名の職員だけだ。その職員に確認させてもらった所、転送やプリントをして他の人に渡してはいないと言っていた。知事も、職務上問い合わせや要望のメールを担当に転送することはあるだろうが、私の問い合わせのメールは、直接2名の職員にも送ったわけだから、事足りている。
 メールは私自身が7/7に日記で公開したが、その前に信毎が入手していることは考えられない。
 もし、それより前に、このメールが他の職員に回されていて、それを、編集局長が言うように信毎が入手したのなら、印刷されて職員に回されたメールは公文書にあたるため、6/19の記事より前に公文書として公開されているはずだ。これを確認するのは容易な事だ。一度公開された文書は誰でも閲覧できることになっている。

 仮に信毎がこのメールを入手せず、人から聞いた話だけで『知事を支持する県議に電子メールで知事に'通報'された』と書いたのなら、メールの存在をきちんと確認せずに書いたということになり、それはやはり「憶測や推測で書いた」ということだ。

 更に、問題は、私の『問い合わせ』のメールを、なぜ'通報'メールと書いたかという事にある。この記事を担当した記者は「北山さんのメールは、前所長に始末書を出せというきっかけとなり、人事に繋がったから通報の役割を果たした」と、答えている。
 しかし、編集局長は、「通報とは、いち早く知らせる事であるから、通報と書いた」と答えた。
 宮川議員が「記事は、この前所長を『知事にものを申すまれな幹部』と結ばれているため、北山のメールが『言いつけ』と、読者には受け取られる」と言うと、編集局長は「それは読者の受け取り次第で、読み方は人それぞれ違う。'通報'を言いつけという受け取り様もあるかもしれないが、必ずしもそうではない」と答えた。
 一方で、「北山さんが『何でコモンズと使わなかったのかな』と問い合わせるのは、ごく自然な行為であり、けっして密告や言いつけるものではない」と、編集局長は言った。それならば、『問い合わせ』と書けば良かったはずだ。(次回に続く)

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