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2005 年
8 月
10 日 行政ぐるみ?の不法投棄・函館市処分場、ゴミ問題の視察<3> 〜さわやか早苗日記341〜 |
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(前回の続き)函館市東山地区に集中した、一般廃棄物最終処分場や産廃処分場の状況はひどかった。案内して下さったこの地域に暮らす築田さんに、思わず「これは行政関与の不法投棄場ですね」と言った。東山地区のゴミ問題は大きく3つある。1市の瑕疵で起きた三和による北海道最大の不法投棄、2函館市七五郎沢処分場、3東山地域が市の政策によって増々ゴミが集中する場所になる問題である。 最終埋立処分権限を持たない中間処理業者の三和による不法投棄は、平成11年から始まり、木屑やコンクリガラ等の建築混合廃材が積み上げられ、谷の地形がすっかり変わった。火災も発生し、不安がピークに達した近隣の東山地区の住民に対して、函館市は「不法投棄ではなく適正処理だ、三和さんは優良業者」と説明したそうだ。道を挟んで反対側には、函館市の七五郎沢最終処分場があるにも関わらず、市は不法投棄を確認できなかった。 その後、平成14年に函館市は三和の不法投棄を確認したとし、撤去・処理をもとめる措置命令を出したが、主犯格の元社長は行方をくらまし、現在も指名手配中。 函館市は白樺という無許可業者に、許可取得を与えるという'裏条件'付きで、三和不法投棄の撤去処理を任せた。しかも、隣の七五郎沢処分場に受け入れ、本来なら産廃として扱うべき処分料金を、一般廃棄物と同じの半額にしていた。住民監査請求で、この減免行為は違法、差額を請求するように言い渡されると、市は三和に請求、当然回収できず、住民は行政訴訟を起こし係争中だ。 白樺での撤去処理が困難になると、次に函館市はボランティア撤去を始めた。もともと三和の不法投棄物は市の発注工事で出たものが、複数の業者によって持ち込まれた。本来ならその業者にも不法投棄の責任が及ぶはずだが、その業者のボランティア撤去によって、不法投棄物は七五郎沢に移された。 矛盾だらけの撤去作業は、市により昨年夏に完了宣言がされた。しかし、現地にはまだ10万t以上もの産廃が残り、運び込まれた七五郎沢では、木屑から火災が発生し、住民の不安は消える事がない。 また、函館市七五郎沢一般廃棄物最終処分場自身も、大きな問題がある。10年以上も前から、血液のついたままのチューブやガーゼ、注射針などの医療廃棄物が大量に運び込まれ、収集運搬作業員の中にはC型肝炎に感染した人がいる。処分場から烏がくわえて来た医療系廃棄物が東山団地内に落ちていた事もある。 市民オンブズマンによって函館市は告発されたが、市は「医師等の専門家が感染性がないと判断したものは、感染性産業廃棄物ではない」という、国の法を盾にしているそうだ。 東山地区の近隣には産廃業者による処分場も多く、住民は所沢以上の産廃銀座だと言っていた。七五郎沢の隣の民間処分地では硫化水素臭がしていた(写真。フェンス向こうは七五郎沢処分地、女性は竹花市議)。住宅地までこの臭いが来るそうだ。地区内に新たに出来た建築廃材のリサイクル現場ではほこりが朦々と舞う中、僅かな時給でマスクも付けず作業をしていた人たちがいた。 行政ぐるみとも言える不法投棄、そして、廃棄物処理を一カ所に集中させ、その上、渡島広域のごみも受け入れようという市の政策に、苦しめられながらも、築田さんたちは戦っている。「竹花さんが市議会で取り上げるようになって、少しづつ変わって来た」と言っていた。しかし、地元の東山地区から出ている議員は何もしないと言う。 函館市の周辺には地域高規格道路が建設中だった。『便利な交通網は産廃も運んでくる』ことにも、住民は心する必要がある。 | ||
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