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2005 年
8 月
22 日 本城村不法投棄現場調査、知事は地方の現場から国を変えて欲しい 〜さわやか早苗日記345〜 |
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昨日は、本城村で住民の皆さんが、乱橋地区の大門と南ノ沢の産業廃棄物不法投棄現場でトレンチ調査をした。長野大学非常勤講師で廃棄物問題の専門家・関口鉄夫さんの指導で深さ2m、幅80cm、長さ2mほどの穴を掘った(写真)。ここは廃棄物運搬処理業者が、不法投棄現場のすぐ近の自社焼却施設(H16年7/31日記参照)で廃棄物を燃やした灰や、廃棄物をそのまま、あるいは他所からの焼却灰等を、長年にわたって埋めて来た疑いのある場所だ。 この業者は8月初めに倒産したが、焼却施設にも違法行為があり、私は2月県会で「本城村では、平成14年度に当時の松本保健所が無許可施設であると知ったにもかかわらず、県は16年になってやっと環境省に照会し、操業の全面禁止を命じた。2年もの間、違法を知りながら放置していた担当職員の責任は重い」と質問し、県生活環境部長が2度とこのようなことが起こらないようにすると答弁した。 トレンチすると、覆土された赤色の土の下は黒い色で、中に、金属、建築廃材、ビニール系ゴミなど、大きさも種類も多種多様の廃棄物が沢山混じっていた。関口さんによると焼却灰を土に混ぜて捨てたということ。 埋まっていた金属の中には燃やされて酸化されているものもあったり、クリンカも出て来た。クリンカは、焼却炉の炎の当たるに壁に灰が高温で焼きつき成長したもの、有害物資の固まりだ。これをかき落とし、埋めたものが見つかったという事は、焼却灰がここに埋められているということだ。 トレンチされた地域は、もとは、沢に降りる傾斜地であったり、低地の田圃だったりした所。そこに十数メートルの高さにゴミや、焼却灰を積み上げ、最後に土で覆って隠した。 明らかにこれは不法投棄だ。広さは大門地域が谷筋に100mほど(写真右下)、南ノ沢地域はもとは11枚の田圃だったと言う。こんなに広い場所に、こんなに高く、一体何処からゴミを集めて来たのか、驚くばかりだ。 関口さんは、「降った雨が浸透し、中で有害物質を溶かし、汚染水となって横の沢に流れ出し、法面(横の斜面)は押され崩壊が始まっている。実際にゴミによって出来た丘は地盤沈下している」と言っていた。20年〜30年後には一気に崩壊する可能性もある。 ゴミの山の急斜面を降りてみると、かつては沢ガニでもいたであろう沢の小さな流れは、泡立ち、白くぽく濁り、水底の石も白く変色していた。扇状地の扇頂部のため、地下水汚染も心配される。 浸透した雨水による化学反応で有害ガスも発生し、塩素の混じったような臭いがした。 これは撤去する以外にない。業者は倒産、行政(長野県や村)は、ここまで放置させて来た責任がある。実は、こういう箇所は県下に2000カ所もあるという。長野県だけではなく、全国にある問題であり、日本中が汚染されている。この汚染は世代を超え、日本の将来に重く伸しかかっている。 まず、テストケースとして、本城のこの不法投棄現場を長野県がきちんと問題解決する事が、将来に重いつけを負わせている全国のゴミ問題の解決に繋がるはずだ。県の力だけではできない、国も一緒に、有害物質をこれ以上出さないため、すでに国土に積まれた有害物質から国民を守るために、真剣に廃棄物政策に取り組む必要がある。 ゴミの上にいる時に、田中知事が「地方から国を変えたい」と、新党「日本(にっぽん)」を立ち上げたと、報道からコメントを求められた。田中知事なら地方から日本の政策を変えられる、ガンガンやって欲しいと話した。 廃棄物政策もその一つ、ぜひ長野県から、本城村から変えて欲しい。 新党「日本」田中知事の会見 | ||
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