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2005 年
10 月
22 日 志願率低迷から人気高校に転身、意欲ある高校生達の学び舎志学館 〜さわやか早苗日記359〜 |
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あおぞらの3人(林奉文、宮川速雄県議、私)と高村京子、毛利栄子県議で、総合学科の県立塩尻志学館高校と、通信制の私立信濃むつみ高校を視察させてもらった。長野県教委が進める高校改革プランの中に、総合学科を4通学区ごとに設置する案がある。現在専門学科のある高校と普通科の高校を統合して新たな総合学科の高校を創る案や、専門と普通科のある高校の普通科を廃止して総合学科高校とする案なので、統合される高校や普通科が廃止される高校で反対運動があったりして、県議会も一緒になって大議論となっている。 しかし、そもそも総合学科とは何なのかもわからず、議論をしていても始まらない、そこで、志学館高校に行ってみた。 明治43年に農学校として開校して以来、途中数回名前や科目を変えながら、地域の特産物であるワインぶどうづくり等の特色ある農業科や普通科等に、子ども達が学んで来た塩尻高校が、塩尻志学館高校と改名して総合学科のみの高校になったのは、平成12年のことだ。120もの選択科目の中から、一人一人が自分の進路を見据えて選択し学べるシステムがつくられた。 まず、1年生で基礎的な必修学科を履修しながら、『産業社会と人間』という総合学科の必須履修科目を受ける。この科目は3年間通して受けるキャリア教育の第1歩で、高校生たちは学びながら自分の進路について方向性を見つける。 2年になると、その方向性に沿って、(人文社会、自然科学、食品科学などの)8つの目安となる系列を参考に、自由に科目を選択して学ぶようになる。選択科目は2年生で、週19時間(全30時間中)、3年生で24時間に及ぶ。また、それぞれの学年で進路について考え明確にしていくキャリア教育の時間がある。 730名ほどの高校生たちが学ぶこのシステムを支えるのは、70名もの教師たちと、年間90名ほどもお願いしている社会人講師たちだそうだ。また、正副担任以外にも生徒と先生の組み合わせを票をつくって、全職員が生徒一人一人の興味や関心、進路に応じて支援する仕組みもつくっている。 このような将来を見据えた教育システムは学校ごとに自由に組む事が出来る。 教員と子ども達がいやおうなく結びつきマンツーマンの指導が出来るほか、生徒が自分で納得してから勉強が始まるため意欲的な学習に繋がっているとのこと。途中退学者もめっきり少なくなった。(写真・校舎通路補修の授業、楽しそう!) 志願率が低迷していた塩尻高校が、人気のある総合学科の志学館へと変身した。先生たちも、大変だが、やりがいがあると言っていた。 総合学科をぜひ増やし、4通学区に1つは置くべき、ただし、設置の際には、学校を丸ごと総合学科にする事が大事で、普通科や体育課等を併設すると、失敗のもとになると話していた。 また、志学館高校は総合学科に移行する際に、施設設備も整えたり、教員も定数増したり、これまでの学科を活かした高校になる事を地域に説明してきた。財政的裏付けと、しっかりとした準備態勢の元で、一刻も早く県内に総合学科をつくって欲しいと、校長先生がおっしゃっていた。 ぜひ、県議会や大人たちは前向きな議論をして欲しい。また、県や県教委は総合学科の成功例としての志学館高校の実績を大いにPRするとともに、施設整備の点ではこうすれば良かったというようなノウハウを志学館に学び、税金を子ども達の為に有意義に使う教育環境プランを創って欲しいと感じた。 午後に行った南松本にある、信濃むつみ高校は、引きこもりや不登校、中途退学者の居場所となっている私学の高校だった‥‥(次回へ) 長野県塩尻志学館高校 | ||
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