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2006 年
1 月
23 日 循環型素材の木質プラスチック。岐阜市の瑕疵で『善商』不法投棄 〜さわやか早苗日記379〜 |
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先日、林奉文議員と愛知県にある中日精工という会社を視察させてもらった。ここは、自動車メーカーの下請けでギアや歯車等を製造している、従業員70人ほどの精密加工会社だ。中日精工ではこれまで金属を扱ってきた。しかし現在では、プラスチックが鉄で作られる分野に広がり、その生産量は2001年には全世界で1億8千万トンに達している。しかし、石油を原料とする大量のプラスチック製品は、大量の廃棄物となって地球全体の環境問題となっている。 そこで、中日精工では、名古屋大学・木方教授と愛知県産業技術研究所と共同で、木質100%のエンジニアリングプラスチックを開発した。 廃木材や間伐材、木工屑を利用して、蒸気処理により木質自体が持っている自己接着性を引き出し、その後、微粉末にした蒸気処理木材を金型にいれ、200度くらいに加熱しながら圧力をかけると流動化してプラスチック状になる。射出成形(流動状にして型に流し込む事)も研究開発中だ。 この木質プラスチックは無添加だから、燃やしても埋めても無害、土中ではやがて分解してしまう。石油を原料とする硬質プラスチックに比べると、少し製造代が嵩むが、もし廃棄する時の環境負荷代を製品に加えられるなら、木質プラスチックの方が安いはず。 また、木質プラスチックは硬質プラスチックに比べて、硬度にやや優れ、難燃性もあり、自動車や家電、OA機器製品等の石油原料プラスチックの代替品として優れている。抗菌作用もあり着いた大腸菌が死んでしまうそうだ。中日精工では摩耗しにくい特質を活かして、木質プラスチックで時計の歯車をつくり、愛知万博で千年時計として展示した。 私は、千年時計の記事を見て視察を申し込んだ所、快く引き受けて下さった。社長さんはとてもユニークで、夢のある方だった。中日精工は下請け製造業なので、独自製品を作っていないため、ぜひ、木質プラスチックを使って製品開発をしてくれる会社に技術提供し、山間地でそこの木を使って製品をつくってもらい、循環型の地域づくりに貢献したいと熱心に話された。(写真上、私の隣が社長) 今のところ、自動車メーカー等は使用している物を新素材に変える事をしたがらないそうだが、原油の値上がりや廃棄物対策、温暖化防止などの環境問題を考えれば、将来的に大変有効な素材と言える。 さて、昨年秋に岐阜市の産業廃棄物中間処理業者「善商」による、全国最大と言われる不法投棄の現場を調査した。写真下の向こうの丘は不法投棄物の丘だ。写真右の、案内してくれた岐阜市議の大須賀さんによると、岐阜市の監督不届きでこの事態を招いたが、現在産廃業者達が自分の持ち込んだ分を自主撤去すると言うことになっている。ところが先日、控訴仮釈放中の善商の経営者がまた現場に新たに廃棄物を持ち込んでいる事がわかった。市の職員が指導はしていたそうだが、従わせる努力もせず、指導事実を部長クラスへ報告する事もなかった。 もし、岐阜市が撤去の代執行をすると費用は数百億円かかるため、財政が破綻してしまうと言う。行政が甘いと、ツケを負うのは結局住民である。 長野県では田中知事になり、違法操業に厳しい態度で臨むようになった。しかし、悪質廃棄物業者達は8月を楽しみにしていると言う。言うまでもない、知事が変わればまた、長野県をゴミ捨て場に出来るからだ。ゴミ行政は田中知事になりやっと夜明けを迎えた。これを夜明け前に戻すのも県民次第。 さて、今度の県議会では廃棄物条例と地球温暖化対策条例が知事部局から提案される。どちらも長野県の未来にとって必要な条例だ。県議会の判断は?? 長野県廃棄物政策について北山の寄稿論文 | ||
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