北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2006 年 2 月 2 日
利害関係者による多数決で決められる、危ない百条委員会
〜さわやか早苗日記380〜
 1月25日〜29日に、安曇野市5カ所で、私の『県政と県議会の報告会』を行った。参加して下さった方々が、「知らなかった、そこまでひどいとは‥‥」とビックリしたのが、県議会の現状、特に百条委員会のことだ。

 今、百条委員会では、各会派の主張が出され、事実認定と採決が行われている。
 26日には、志昴会の委員から出された意見から、以下の点などが、多数決で決めらた。
 岡部氏、田附氏について、「公用文書等毀棄罪に該当する」。
 田中知事については、「電子メールなどで部下から報告を受けていながら、破棄中止の指示を怠り、最高統括者としての責務を放棄しており、職員の文書破棄行為を容認したことは、共謀に当たる。また、容認した事は言外の指示があった事であり、知事の『指示はしなかった』という証言は偽証である」。
 また、県民クラブや自民党から出された、「知事の元後援会幹部が県職員に働きかけ、県の下水道改革を進めたことは、自らの下水道管理会社に有利になるように行ったものであり、利益誘導に当たる」ということなども、多数決で認められた。
 さらに、田附氏については、「公文書であることを認識していたはずであるにも関わらず、度々『私的メモと考えていた』と証言したのは偽証に当たる」「県下水道公社事業の発注先を県内企業優先にするために、公社理事長が『公社が協力する』と述べたという田附氏証言を、理事長は否定しており、偽証に当たる」と、多数決で決まった。

 岡部氏の公文書破棄については自ら述べているわけだから、事実であり、これは全会一致で良い。
 しかし、他の殆どが、あおぞらと共産党を除く、反田中知事の県議たちによる多数で決定された。つまり、事実か否かが、政治的意向で決められてしまったと言う事だ。
 これを、通常の裁判とくらべてみよう。裁判官は利害関係者からの独立性が求められていて、多数決の場合も第三者として客観的に判断する対して、百条委員会は、選挙で落としたい人(知事)を落としたい者(県議)が判断するという、利害関係者による多数決で、決められるのだ。
 これが、マトモな判断と言えるのか。事実がこんなやり方で決められる事に、腹立たしいのを通り越して、『県議会もおしまいだな』という感慨を抱く。
 この事と、岡部氏が実は8日から勝手に文書を不存在とし破棄する方向で動いていた事実を併せて、私の報告会で話したところ、「県議会がそこまでとは知らなかった、今日はその事がわかり、来て本当に良かった!」と感想を言われる方が、大勢いた。

 26日の多数決への反論。
 まず、知事が共謀に当たるかどうかを考える上での大事なポイントは、『知事は公文書か私文書か明確な認識はなかった』ということだ。岡部氏から知事に送られた10:55と1:31のメールには、どちらにも、公文書か私文書かを明確に認識できる記述はない。おそらく、知事から見れば、住基ネット侵入実験の時に信頼関係の切れた岡部氏が、またまた勝手に何かをやっているという認識しかなかった。
 これを裏づけるものとして、先頃百条委の要求に応じ提出された、知事から職員M氏に宛てたメールの中に、「破棄は不味いよね‥‥岡部氏の判断や行動も含めて、チェックして下さい」とある。
 そもそも、信用できずに見限ったものに、公文書を破棄させる事を命じるような間抜けな事を、私ならしない。知事は、公文書か私文書かわからないうちに、自分が命じてもいないのに、破棄を勝手に行った岡部氏にいっそうの不信感を抱いたのだ。
 チェックを指示されたM職員は、岡部氏の部下に当たる。やりにくかった事だろう。(次回へ続く)
百条・客観的事実に基づくあおぞらの主張

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