北山 早苗 http://sanae.voicejapan.net
活動報告バックナンバー
2006 年 6 月 12 日
草の根っこの県民たちの、知事選に向けたアピール
〜さわやか早苗日記397〜
 8月6日の県知事選まで2ヶ月余りを切った中で、田中知事以外の候補者選びについて、連日報道されているが、このような動きは、どれも、田中以外の人を知事にすることだけが目的になっている。
 6月11日には、自民党県連が合同会議を開き、出馬表明をしている若林健太氏を、候補擁立をめざす「輝く明日の長野県を考える会」に推薦することを決めたが、正式なものではなく、あくまで考える会からの要請に対する回答とのこと。
 しかし、県議会議員が別の候補擁立をめざして動いていたり(阿部・元副知事や、羽田・参議院議員)、若林氏では資質や力量に首を傾げざるを得ないとして、「各党に合意が得られないのでは」という意見も出ていたそうだ。こんな状況に、「田中知事に勝てるのかということばかりで、責任を果たしていない」と、不満な自民党支持者もいたとのこと。
 長野県をどうしたいとか、どんな長野県をめざすとか、政策論が全くない状況は、県民不在としか言いようがない。

 そんな中、田中知事を誕生させた県内各地の勝手連のメンバーたちが、「信州勝手連ネットワーク」として、〜信州・長野県の確かな未来のために〜と題して、6月7日に、県庁表現センターで記者会見を行った。(写真)
 「田中康夫氏を候補者として得た私たちは、ようやく県政を自分自身の身近な問題として考え行動する機会を得て選挙に参加し、田中康夫氏を知事として迎えることができました」
 「40年余りにわたる暗黒の県政の末にようやく得ることができた田中康夫知事とともに、より良い信州・長野県のために、もっともっと先まで歩んで行きましょう」と、県民の皆さんに呼びかけた。(呼びかけの全文は、下段クリック)

 「信州勝手連ネットワーク」は、田中知事とともに、今後も歩み続けたいと願い、各地で自律的に考え、行動している団体が自発的に集まってできたもので、情報を交換し合ったり共有し合いながら、必要に応じ連携し合おうという趣旨のネットワークで、各団体を束ねたり統括したりするものではない。組織ではないので、会長や代表は勿論いない。
 「うちの地域にはどんな団体があるの?誰に連絡すればいいの?」といった問い合わせには、事務担当の武居博明さん(塩尻市議)が応じる。携帯090−4725−1789 FAX 0263−51−5388
  かつて田中さんを担いでマスコミを賑わせた人たちの中には(例えば銀行OBや県議、弁護士など)、反田中に転じた人もいるが、「信州勝手連ネットワーク」のメンバーは、2度の選挙を通して、田中康夫氏を応援して来た各地の勝手連の人たちだ。今も変わらず、応援している。2000年の知事選で初めて選挙や政治に関わったという人が殆どで、政治を、一部の人のしがらみの世界から、名もない一市民の手に取り戻そうという、そんな共通の思いがある。
 
 実は6月2日に、各地の勝手連のメンバーが塩尻に集まり、同窓会のような形で意見交換をした際、知事選に向けた思いをアピールしようと、急遽決まった。
 田中知事に直接出馬要請し答えを求め満足するような、『知事お任せ民主主義』はやめよう、県民のみなさん向けて「自律的に考え行動する県民として、仕事の中であるいは生活の中で、できることから取り組んで、確かな未来をともに築いて行きましょう」と呼びかける内容にしたいということで、表現センターでの会見となった。
 私は県議なので、『勝手連のみなさんの応援団』として参加し、お手伝いし、記者席側から会見に立ち会いながら、「これって、すごく面白いな〜」と思った。
 なぜなら、自民党など**党やら、連合やらのいわゆる『組織』は、だいぶ前から騒いでいても、少しもまとまった行動が出来ないでいる。
 それが、組織も何にもない、あるいは、組織に裏付けられない、自発的・自律的な市民たちは、1週間以内にまとまった行動が出来てしまう。普段眠っているように見えても、土の中でいつでも花咲かせようと待っている、草の根っこなのだ。

 マスコミの中には、こういう市民の行動が、いまいち理解できない人もいる。質問の中には、「名前を連ねている16団体のそれぞれの人数の合計は、何人ぐらい?」などというものがあった。勝手連は組織ではなくネットワーク、人数を聞いても意味はない。
 また、信濃毎日新聞には、「同ネットのアピールについての取材に田中知事は、『ご批判ばかり受けてきたので、そのような会見まで開かれたというと、もはやほめ殺しではないかと戸惑ってしまいます』と述べた」と、書いてあった。
 田中知事は、「6年間、批判を受け続ける毎日だったので、過分な評価を頂くと、若しや褒め殺しでは、と思ってしまう自分が哀しい」とコメントしたとのことで、これは『戸惑っている』ということとは、違う。察するに、市民の自発的行動をも、知事のやらせと書きたいマスコミに、素直に喜ぶコメントもできないのだと思う。
 また、『若しや』と『もはや』も、意味が全く違うのに、信毎は、言葉をすり替えている。これ一つとっても、新聞記事が、いかに会社の思惑(田中知事のこき下ろし)に沿って、事実をねじ曲げて伝えているか、分かる。

 目先の出来事や利害、利益にとらわれるのではなく、政治は子供たちの未来のために行われるべきだ。朝日新聞に、知事選に関する平安堂会長・平野稔氏の話が載っていた。
 「田中知事の立脚する基盤は組織や団体ではなく、徹底して個人。お年寄りや子ども、子育てに疲れた母親など、高い地位や強い立場を持たない人へのまなざしが温かく、この基本は変わっていない」「公共工事による経済効果はあっても、そこにつきまとう利権の臭いに県民は嫌気がさしている。利権誘導型の政治はまだ残っており、壊し方がまだ足りないと思っている」「3選されたら、哲学と手法を共有して来た県職員の中から後継者を育てて欲しい」と。
信州勝手連ネットワーク

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