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2007 年
1 月
2 日 村井県政初の予算は?やっぱり松糸で蟹食べにいきたいのかな?? 〜さわやか早苗日記427〜 |
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暮れに、恒例の地元の新聞への年頭挨拶を書こうとしていたら、19年度予算要求概要が送られて来た。見直し事業を見ると、田中県政で行われて来たきめ細やかな事業が姿を消しているなあという、印象だ。「障害者生活支援コーディネーター設置事業(10圏域に障がい者の様々な相談役をおく事業」「雨水の各戸貯留施設設置支援事業(脱ダムをみんなで目指す事業)」「一般廃棄物減量化・資源化推進市町村協働事業(ごみ0ウェイストの上勝町を目指す事業)」「信州農業再生戦略プロジェクト事業(環境に優しい農業を目指す事業)」等々、詳しくは一番下からクリックしてご覧を。意見・要望も募集中です。 また、土木部の予算要求の中に「道路計画調査事業」というのがあった。浅川『穴あき』ダムといい、波田接続の松糸道路といい、ああ、また無駄な公共事業へ後戻りしつつあるのか、と思い、そのことについて取り上げて、地元の新聞への年頭挨拶とした。 (寄稿文・年頭の挨拶) あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 県内の色々なメディアで昨年の長野県のトップニュースに挙げられたのは、やはり田中県政から村井県政に変わったことでした。 知事と県議会、知事と市町村(長)など対立が深まるばかりで、県政が前に進まないように県民の目には映り、対話を望み、7万票差で選ばれたのが村井県政だったのでしょうか。その選択が正しかったのかどうかは、税金の使い方でわかることでしょう。 さて、長野県平成19年度予算要求に土木部から松本糸魚川連絡道路の計画調査事業3000万円が要求されています。起点問題に関して、コンサルタント会社に依頼し、図上でルートなどを検討して費用対効果などを確かめる調査を行うとのこと。 しかし、机上での調査に、どんな意味があるのかは、はなはだ疑問です。地域住民の願いはどのように反映されるのでしょうか。 松糸道路は、吉村県政時の1999年の暮れに、堀金〜大町の15km間が調査区間になりましたが、南安曇などの住民から、観光地である安曇野山麓の田園に4車線もの自動車専用道路を造る計画に疑問の声が上がりました。 2000年、田中県政になり、松糸道路の起点については県土木部主催で住民の意見交換会が開かれ、波田から豊科付近を起点に変更すると決まり、一昨年には、一番緊急性を要する小谷・雨中が調査区間に指定されました。 村井県政になってからも、池田町と松川村の議会議長や、長野・新潟の県境の県議でつくられている『議員連絡協議会』が、反対のある安曇野山麓ルートを通る波田起点ではなく、「起点を豊科インター付近」として早期に整備を進めるよう、要望書を村井知事に渡しています。 実は、1999年に、堀金〜大町を調査区間指定するにあたり、県は沿線市町村に考え方や要望を聞いています。この中で大北・南安曇の市町村は、「地域の振興のためには長野道豊科IC付近に接続し、高瀬川に沿って大町へ北上することを望む。(八坂、白馬)」「長野道に接続する箇所から大町に至る区間を優先して欲しい。(美麻)」「波田接続ルートでは、時間短縮のメリットがそれ程ない。安曇野の景観へ影響や耕作地等の分断のデメリットが多い。(穂高)」など、豊科IC付近の接続を望む声が多いにもかかわらず、結局、波田接続を前提とするような堀金〜大町の調査区間指定が行われてしまいました。 措定されて間もない頃、波田起点で安曇野を縦断して糸魚川までのメリットについて尋ねた住民に、穂高町の役場職員も困って「蟹を食べに行けることでしょうか」と答えたのが、印象に残っています。 ところで、穂高から国道や大規模農道を南に走ると、信号機のある交差点で右折レーンがある所が少ないことに気づきます。そのために車が詰まって、渋滞しています。本当はこういう所を、まず直して欲しいというのが、南安曇の住民の願いなのに、この状況は何年経っても変わりません。 なぜなのかなと不思議に思い尋ねてみると、土木部では、「交差点部分は買収が大変で、なかなか右折レーンが造れない」と説明していました。また、新しい道路建設や、交差点間を全て拡幅するなどの大掛かりな事業には国からの補助金が出るのに、交差点部分を改良するだけの事業には補助金が出ないということで、結局、国の補助金制度が地域の実情に合っていないのだとわかりました。 ところが、土木委員会で調査に行った和歌山県では、(交差点間を改良する)国の街路事業の補助金を用いて、交通のネックとなる交差点部分を先行整備することを行っていました。これを紀州流の道づくりだと堂々と紹介していました。群馬県や東京都などでも同様の先行整備を行っているとのことで、要は、行政のやる気の問題なのだと感じました。 地方から、この補助金の使い方では具合が悪い、地域の実情にあったものに変えて欲しいと声を上げないと、国の制度は変わりません。 これは、例えば河川整備などでも同じです。2004年秋の台風災害で、北安曇郡池田町の高瀬川13番堤防の護岸がえぐられました。少し下流には堤防ぎりぎりまでえぐられている所や、堤防の根元を補強する木工沈床が壊れている所、護岸の蛇籠が壊れ、今にも崩れそうになっている所が放置されていました。この辺りは昔から危ない所と言われていて、決壊すれば、安曇野市明科まで洪水になります。 関東地方整備局・地方河川課に行き、堤防強化について国の見解を聞きました。堤防の点検や調査、修繕には国からの補助はなく、通常の維持管理費、つまり県単で対応をとのことでした。直轄河川でも同じで、切れるか、切れる寸前までいかないと堤防の補強は行われない事が分かりました。 国の役人からは、「堤防強化に補助金をつけるよう、地方から声を上げてくださいよ」と逆要望されてしまいました。 浅川のような小河川にまで、下流の内水災害に効果のない穴あきダムを造ることを優先し、河川改修をおろそかにして来た公共事業のあり方に異議を唱えたのが『脱ダム』宣言でしたが、知事と国や議会、市町村との対立ばかりがクローズアップされ、地域の実情にあった公共事業に補助金を使えるようにするべきという本旨は、どこかに置かれてしまった感があります。 でも、本来は人を幸せにするために税金の使い方を決めるのが政治であり、政争の具であってはいけないのです。 一番困っている所から事業を行えるようにする、こんな当たり前の税金の使い方をして欲しい。対話を重視するという村井県政では、市町村と国の間に立って、国の言いなりではなく、地域にあった公共事業のあり方に変えて行ってもらいたいものです。吉村県政時の公共事業のあり方に戻ってしまうことを、県民は望んでいないのです。 松本糸魚川連絡道路が豊科IC付近を起点とし、地域の実情にあった現道改良を基本に、困っている所から整備を進める、理想の補助事業となることを願っています。 (新聞挨拶には書かなかった、付録) 多くが望まぬ波田接続に、とってもこだわる村井さん、生まれ故郷の木曽から塩尻を抜けて波田を通り、松糸道路で蟹を食べにいきたいのかなあ?? 19年度予算要求、見直し事業 | ||
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