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2003 年 11 月 12 日     カテゴリ:活動報告
幻滅した救急医療に関する意見交換会
〜さわやか早苗日記147〜
 県教育委員会と県内NPOとの「長野県らしい子どもの体力向上プラン」策定意見聴取会にオブザーバとして参加。NPOが行う子どもの野外活動を教育現場に取り入れ、教育改革に繋げる可能性などが大変熱く語られ、有意義な会に。

 夜は「救急医療に関する特別委員会」意見交換会に。救急医学会評議員で前東海大救急救命センター所長、今は東部町立病院長の澤田委員長が出席。委員会での検討状況を説明し、中信地区の救急救命センターを信大に置くか相沢病院に置くかだけに留まらず、「長野県全体の救急医療のあり方」について会場からの意見を求めた。
 初めに女性から骨折した際に松本市内の2病院から受けたひどい応対について苦情、澤田委員長は「同じ医療の従事者として、お詫びしたい」と言った。
 会場は医師会など医療関係者が殆ど、田中知事の意向で救急救命センターが信大に指定されない事への批判や、松本広域の輪番救急医療体制への理解が足りず、4人中3委員が県外者では地域の医療は分からないなど不満ばかりが出された。
 澤田委員長は「長野県の救急救命センターは初期〜3次までを受け入れ、救急患者を絶対に断らない病院である必要」「長野県では救急救命センターは4〜5箇所認可されるが、指定されると4〜5億も国から補助金が出る。同じ救急をやっていて看板を背負った病院だけが多くもらえる仕組みになっているのだから、その病院は地域に対して一つでも良いことをする責務がある、地域医療に最終的な責任を持つ総合医療センターになるべきだ」「救急医療専門医は、初期治療だけであとは各専門医にお任せではなく患者が退院するまで責任を持つべき。高い使命感を持つ救急医の人材育成も大事で、それをめざす若者も増えている」と話した。委員長の話は、患者になり得る住民、納税者である私には「その通り」と思えた。
 私は、これからの医療のあり方についての素晴らしい提案が会場から熱く語られると期待しこの会場に来た。しかし感情論ばかり、その上、一人の信大医師からは薄給で身を削り働いている事への不満、長野赤十字病院からは「救急専門医の資格を満たす医師がいないと特別委員会から指摘された」事への不満まで出された時には幻滅し、なぜ知事がこの委員会をつくったのか良く分かった。医師たるもの高い理想と使命感に溢れ、向上心ある人であってほしいと願うのは私だけだろうか??長野県の医療の改革が望まれる。


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