2003 年
12 月
20 日
カテゴリ:活動報告
虹の村のクリスマス会、ここは心のつながりのコモンズ
〜さわやか早苗日記172〜
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ひきこもりの青年たちのケアハウス「有明の家」のクリスマス会に招待された。青年たちの診療を行っている小林Dr.の「虹の村診療所」で開かれた。 「有明の家」の主人の波場先生や小林Dr.と支援者の方たち、青年たちが、70人も集ったクリスマス会、年齢はお年寄りから赤ちゃんまで。小林Dr.が虹の村について「地縁血縁のない人々の集まりでも、心の深いつながりという意味の村があって良い。虹の村は新しいネオ村」と話した。 クリスマス会では青年達が歌や劇を披露。ケミストリーの歌を少女のピアノ伴奏で歌う青年の歌声の素晴らしいこと!また「有明の家」で青年たちに献身的に寄り添う若い天使(スタッフの女性)と青年たちの日常を演じた劇では、コミカルな演出や演技、波場先生役の青年の名演技に、見ていたもの皆で笑い転げてしまった。
青年達を見ていていつも思うのは、素敵な人達、容姿もかっこいい。加えて溢れる才能の持ち主とお見受けする。「なのになぜ引きこもって・・・?」と言いたくなるが、一緒に招待された浅川ガーデンの浅川さんがこんな風に話した。 「あの子は、ガーデンの手入れをとても良くやってくれるの。彼女はお母さんといても、誰といても、いつも心が寂しいんだって」と。私もそういう気持ちになることは良くある。忙しくしている間や人と関わっているときには忘れていても、ふと立ち止まった時に、また自分の心と向かい合った時に、言いようもなくわけもなく寂しい気持ちになる人は、少なくないだろう。「人はいつも孤独な存在だ」などという言葉があるくらいだ。
波場先生が「今の社会では、"生きる力・生活する力"を"勉強ができること"と勘違いしている」「子供もやがては死んでいく存在。老い、病を受け入れることが生きていく人間にとって必要」「生きる力には、帰っていく力を受け入れることが大事なのに、豊かさの中でこのことが不明確になってしまっている」と話した。 自分だけでなく誰もが寂しいのだということに気づき、人の寂しさを互いに受け入れることが大事なのかもしれないと、ふと思った。 「寂しいよ」と子供が言ってきたときに「頑張れ」ではなく、黙って抱きしめてあげられる社会が必要なのではないか。経済性を追い求める社会、人間関係が希薄な社会にはそれが欠けている。 でも、「虹の村」には、お互いの寂しさを認めあえる人たちがいて、ここは今の社会が必要としている、コモンズだと私は思う。その中心には「青年達を抱きしめてしまう」というマイハート・オープンの小林Dr.がいて、いつも窓や扉が開かれている。
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