2004 年
1 月
27 日
カテゴリ:活動報告
ゴミ0を目指す小さな町・上勝町と住民の取り組み
〜さわやか早苗日記194〜
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無所属議員連絡会での、徳島県現地調査2日目の視察地は、昨年9月に「ゼロ・ウェイスト(ゴミ0)宣言」をした上勝町。「地球を汚さない人づくり」「ゴミの再利用・再資源化を進め、2020年までに焼却埋め立て処分をなくす」「地球環境をよくするため世界中に仲間をつくる」という宣言を笠松町長が議会で行い、決議された。 長野県では今、廃棄物条例の策定に向け準備をしている。私たち無所属議員連絡会では、建設的に条例案を審議する立場から、県廃棄物条例アドバイザー座長梶山正三さんをお招きし、30日に学習会を行う。これに先立ち、先進的事例の調査に上勝町を訪れた。
上勝町は徳島駅から1時間ほどの山間にある、人口2200人ほどの町で、緑豊かな山村である。ここではゴミを34種類に分別し、それぞれを町が交渉した収集先(全て町外)へ持っていってもらい再利用・再資源化。どうしても燃やさねばならないもの(靴など)は、山口県の処分場で焼却してもらっているが、その量は20分別だけ行っていた頃より半分以下に減ったそうだ。 生ゴミは、各家庭で生ゴミ処理機により肥料化してもらっている。この処理機は、家庭に1万円で買ってもらい、残りは村が負担しているが、業者とかけ合い、まとめて1000個安く購入したそうだ。担当の職員は、村の負担は焼却炉で生ゴミを燃やすより安くなると言い、村長を納得させた。
ゴミの出し方は、町民が町内に1箇所ある日比ヶ谷ごみステーションに持っていく。ごみステーション見学すると、みごとに分別されている。34種類どころが、トイレットペーパーの芯やかまぼこの板と更に細かく分けられていたり、プレハブの2階には不要になった衣類や本で、まだ使えるものを置く場所があり、自由にもらっていける。また、ゴミの行方等、廃棄物処理について学ぶことも出来るなど、配慮が行き届いている。 ここで分別保管されたものは、町が交渉した引取り業者に適宜引きとりに来てもらっており、ごみの収集車は町には1台もない。 ごみステーションは午前7時30分から午後1時まで毎日開いており、町の嘱託職員が常に一人いて、町民の分別作業を手伝ったり、空き缶を圧縮してかさを減らすなどの作業をしている。
さて、上勝は、棚田100景にも入っているみごとな棚田が山肌に沢山あり、川谷の奥深くや、山の上にも集落がある。このような町にゴミステーションが1箇所ではと心配したら、「リサイクルかみかつ」という住民グループがあり、お年寄りなどゴミを出すのに大変な人の手助けをしているそうだ。ゴミ担当の女性職員が細分別をはじめるにあたり、環境に熱心な人を集めた作った組織で、ここが各集落に分別の仕方などを説明に回った。このため分別への住民理解や協力も得られた。 また、この女性職員が分別後の引取先も開拓し、その度に分別種類が少しづつ増えていったそうだ。ごみステーションでの細かい配慮など女性の力に寄るところが大きいと感じた。
このようなゴミ0を目指す小さな町と住民の取り組みが日本各地へ広がり、国の廃棄物政策が変わっていって欲しいと思った。再処理経費を商品に内部化させ、企業責任とする制度の確立が必要。廃棄物処理を税金で賄っている、今の日本の政策は間違っている。詳しい報告は30日の学習会で行います、ぜひ参加を。
上勝町ゴミ0宣言 |
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