2004 年
7 月
31 日
カテゴリ:活動報告
沢地形にある処分場の怖さ、蓋をした過去の検証は済んでいない
〜さわやか早苗日記280〜
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昨日の南安曇郡町村議員大会で、県の中信地区廃棄物処理施設の早期建設を求める決議がなされたそうだ。私も招待状を貰っていたが、昨日まで社会衛生委員会現地調査もあり欠席。 委員会調査が終わった後、**村の産廃施設による水質汚染を心配する地区の人たちの集会を聞かせてもらいに出かけた。 陽のあるうちに水の汚染原因と思われる施設を見に行った。沢の横の小高い地形に、焼却施設と野積みの産業廃棄物の山があった(写真)。 焼却施設は今は稼働していなかった。これは住民の訴えが実り県の行政指導が入って焼却が禁止されたため。しかし放ったらかしの野積みの廃棄物の下には、実は何年にもわたって廃棄物や野焼きしていた焼却灰、もしかしたら汚泥等が埋められていて(周辺住民の証言に寄る)、ここにしみ込んだ雨水が汚染水となって沢に滲みだしている可能性がある。 地区の人と一緒にこの問題を考えている長野大学講師の関口鉄夫さんと、地区の皆さんが水質調査をした結果、上流で調べたときよりも施設横の沢水が大変汚れているという結果が出た。埋められている廃棄物にしみ込んだ雨水には、環境ホルモンのダイオキシンや重金属の鉛等が含まれている可能性もある。強い雨で汚染水が沢山流れ出たり、廃棄物そのものが流れ出すこともあるそうだ。また汚染水が地下水脈に入って、下のほうの川や畑に出ている可能性もある。
この地区ではここだけではなく、他にも長年にわたって廃棄物が沢の横に埋められて来た所がある。住民はずっとこの地域に暮らしているから知っている。お椀状に大量の産廃が埋まり、中がスカスカして沈下し、クラックができていて、崩壊する可能性もある。早急に何が埋まっているかボーリング調査等をし、雨水を入れない、側面から出さない等の対策をとる必要と、廃棄物を埋めていた業者に撤去させる必要がある。これは最初に書いた場所も同じ。 さて、これを誰がやるか?住民が調査しデータを行政に突きれば良いが、調査にも費用がかかり、とても賄いきれない。県がやるか?村がやるか?関口さんが「ボーリングはお金がかかるが、重機で掘る安いトレンチ調査もある。いずれにしても村がやる気さえだせば」と言うと、住民の間から「村は合併、合併ばかり、こういうことは放っておいて」と言う声。 また、「かつて村は、ここに産廃を埋めていた業者にお願いし粗大ゴミの処理も頼み、村と県議で蓋をしてしまった」と話す住民もいた。現に情報公開をしたらそれを裏づける書類が出てきたそうだ。関口さんは、「過去の過ちを認めさせ、現実に起きている汚染にしっかり対処させる必要がある」と言った。
ここは扇状地の間をいくつかの沢が流れている地形、下の方にある田んぼの水の汚染を心配し「米の汚染状況を調べられないか?」という農家の人もいた。関口さんは「農産物を調べて風評被害に遭い、皆さんが苦しむ必要はない。原因施設にスポットが当てられるのだから、まず原因を取り除くことが先」と話した。 廃棄物の施設をつくりそこに問題が起きれば苦しむのは住民だ。ストップしている県の阿智村の処分場も非常にもろく崩れ易い谷に造ろうとしていると聞く。沢地形に処分場を造ったらどうなるのか、**村を始め県内各地にある廃棄物処分場の検証は終わっていない。また、南安町村議員大会では県が制定を目指す廃棄物条例についても、県が市町村事務の一般廃棄物処理に関与することへの疑問の声が挙がったそうだが、廃棄物処理には過去の検証と、しっかりした理念(条例)を持ち、それに向けて努力することしかない。そうでないと過ちはまた繰り返される。
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