2004 年
8 月
8 日
カテゴリ:活動報告
悩む住民は1日も早い県廃棄物条例の制定を望んでいる
〜さわやか早苗日記284〜
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今日は3つの村が合併してできた三郷村の50周年を記念する式典が公民館であった。 合併した当時1万人だった人口も現在は1万8千人に増え、県下で一番人口の多い村だが、町にならずに村にこだわったのは、日本一美味しいと自負するりんごの産地であり、「三郷のりんごは村だから美味しいイメージを持っていただける」というこだわりがあったのではないか。合併して安曇野市になったら、村のりんごのイメージはどうなるのか?私は絶対『安曇野村』のほうが良いと思っている。 県議は宮澤宗弘さんが代表で「50年後は道州制が引かれて新たな合併の枠組みが始まるかもしれない」と挨拶。私は逆で、顔の見えない自治体規模はダメと分町分村されていることを願う。
午後は梓川村へ、村議に案内してもらい、資材置き場と称して建設の際にコンクリートの型に使った木枠を野積みにしている現場を調査に行った。横を流れている小さな部落の生活用水を取水する沢が汚染されないかと、住民は心配している。また傾斜地の為、大雨で出水した時には野積みにしている廃材等が一気に部落に押し流されてくる可能性もある。実際に以前にそのようなことがあったそうだ。 現場は、りんご畑が広がる扇状地の一番上の、部落からほんのすこし山に入った所。山を削り土を運び出した跡地に、10年以上前から数社の業者が建築廃材を持ち込んだ。梓川村には資材置き場と申請し許可を得ている。しかし、大量の木枠はリサイクルされること無く長年にわたって広く高く積まれ、産業廃棄物の捨て場と化している。野積みの木の産廃から、黒い水が滲み出し河川や地下水を汚染している事例は日本各地にある。 使われなくなった車や重機も長年にわたって放置され草の中に埋もれており、オイルなどが流れ出し沢を汚染する心配もある。 同行してくれた区長さんや村の環境指導員の方の話によると、業者には何度も撤去をお願いしたそうだ。中には部落住民の求めに応じて撤去したり、持ち込んだものの解体分別を実際に行い運び出し放置すること無く業を営む業者もいる。しかし村には許可を得ていると全く耳を貸さない業者もいて、土地を貸している所有者も、自分の土地だから使うのは勝手と耳を貸さないそうだ。 村も地元住民の話は聞いてくれたり、県は先日の三郷村・田中知事車座集会での村議の訴えに応じてすぐに見に来てくれ、パトロールを強めると言ってくれた。 しかし、なぜこのような問題に対して強制撤去などの対処が出来ないのだろうか?それは法や条例がないからだ。農地を転用する場合は農地法により規制があるが、山林に関しては法が無い。「きちっとした法や条例があれば言えるが、野放し状態のため、悩んでいる」と言う部落の皆さんから、苦悩の様子がうかがえた。市町村長や議員は自分の選挙区だったり顔なじみだったりすると、相手方に強く出られない場合があると聞く。
これに対して、県が制定を目指す廃棄物条例は、狭い土地や山林にも適応しており、土地の所有者にも責任を課すもので、苦しむ住民や強く出られない首長にとって法の後ろ盾が出来ることになる。 また市町村で構成するゴミの広域組合の焼却施設や処分場は往々にして広域境に造られ、隣接町村の住民が苦しむ事例が多いが、県条例ではこのような場合も計画段階で県が間に入る事になっており、地域や住民には心強い味方となる。 市長村長は県の介入を恐れて一般ゴミに県は口を出すな、条例から外せと言うが、地域や住民のことを本当に考えているのだろうか?梓川村の方達を始め廃棄物問題に悩む住民は1日も早い条例の制定を望んでいる。
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