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2004 年 10 月 28 日     カテゴリ:活動報告
台風23号の被害3(穂高町の水害)
〜さわやか早苗日記316〜
 (前回の続き)台風23号による穂高町有明の水害について、松本地方事務所長と豊科建設事務所長に聞いた、県の現段階での見解

<天満沢川付近の水害について>
・天満沢川は県の管理する河川であるが、今回水が溢れた支流の沢は穂高町が管理する河川である。
・支流の沢から天満沢に水が流れ込むところの、コンクリート管(直径1m)の手前に流木などがつまり、水が溢れ始めたが、ここを直すのは、穂高町の管理の沢なので、町に相談を。
・支流の沢から天満沢に水が流れ込む少し上のU字溝が埋まり、そこからも水が溢れたが、ここを直すのも、穂高町の管理の沢なので、町に相談を。
・天満沢川からの農業用水の取り入れ口などが、水の勢いで壊れたが、これは土地改良区から穂高町を通して、すでに水害の申請が国に行くことになっている。

<その他>
県の管理する範囲の水害対策についての相談窓口は、豊科建設事務所へ


 今回の水害について、県の管理範囲の部分だけではなく、町の管理範囲が沢山あることがわかった。
 また、ハードだけで恒久的な対策をしようとしても難しい、溢れることもあると考え、ソフト面でも備えておく必要がある。
 穂高町からの防災無線を使っての避難の支持は早かった。近所の人と一緒に公民館に避難した夫は、公民館で情報収集が出来て良かったと感想を言っていた。
 しかし、嵩下地区で水害にあった家を私が話を聞いて回った際、一人暮らしのお年寄りは避難できずに、とても不安だったと訴えていた。年寄りの一人暮らし多い地域では、60代の女性が「ここの辺りで一番若いのが私、あとは一人暮らしのおばあちゃんばかり。夫は地区の方へ呼ばれて行ってしまい、私一人だけで困った」と話された。
 新潟の水害での死者は一人暮らしのお年寄りだった。水害だけではなく、地震なども想定し、弱い立場の人たちをどう守るかということは、行政に課せられた大きな課題だ。 
 
 また、嵩下地区では「この地区からは町議を出していないので、誰に言って行けばよいのか‥‥」という声も聞いた。町議は町全体を考えるのが仕事のはずだ。しかも合併し大きな市になるのだから、これからはますます、地区で議員を出すなどという考え方はなくなる。

 町民運動会で私は、消防団や水害へ心を寄せてくれた人たちにお礼を言った。また、水害などの自然災害の際にお年寄りを支える体制づくりを町民の皆さんにも考えて欲しいことや、今回水害に遭われた人たちを「そこに住んでいるから悪い」というのではなく、水路が極端に狭くしてあるために流木が詰まって水が溢れたということがあり、対策を町民の皆さんで考えていただきたいと、お願いした。
 さて、穂高町長が町民運動会で言った、「被害が僅かだった」という言葉は、どう受け取ったら良いのかと考えた。
 「僅かだったから、町としては、集中して復旧や今後の対策に力を尽くす」「幸い人的被害のなかった今回を教訓として、弱い立場の人たちを守るソフト対策に力を入れたい」という意味に捉えれば良いのだろうか?そう思いたいところだ。


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