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2005 年 5 月 15 日     カテゴリ:活動報告
皆で楽しんだ市民と行政の手づくりイベント、地元行政の参加意識
〜さわやか早苗日記376〜
 昨日は、県営烏川渓谷緑地・森林エリアの開園記念イベントがあり、年配の方、若いカップル、親子連れ等、市民の皆さんが参加して、森を散策したり、樹木の説明を受けたり、草木染めをしたりしながら、森林体験を楽しんだ(写真)。午前中には、田中知事も参加して記念シンポジウムが行われた。

 県営烏川渓谷緑地公園のある烏川上流部、須砂渡渓谷は、常念や蝶ヶ岳の登山口の途中にある美しい景観と清らかな水の流れる所だ。一番里に近い部分が『国営アルプスあづみの公園』として、後ろにある須砂渡渓谷が都市公園として開発されることが、15年程前、決定された。
 国営公園は、土地を買収し、元々あった木を伐って新しい木を植え、田畑を潰して芝生を植えて公園にした。すでに450億円以上かかっているが、まだ建設中だ。
 県営烏川渓谷緑地も、当初は、動物や植物等の環境への調査がずさんだったり、税金の無駄遣いの立派な設備をつくったため、疑問の声が上がっていた。田中知事は、自然を壊す公園に多額な税金を投入して造ることはストップし、関心のある市民がだれでも参加し話し合いながら、行政と一緒に公園づくりをする『市民会議』の場を創った。
 田中知事はシンポジウムで「ここは、公園を造るのではなく、自然を取り戻す場所にしたい」「他所から来た者は、水田と白いアルプスの見える景観を素晴らしいと思う。でも、立派な道路とレンタルビデオショップがないと素晴らしい場所ではないと言う人がいる。安曇野というブランドだけで観光客に来てもらおうというのではなく、安曇野は多くのものにとって持続可能な場所とすべきだ」と話した。

 安曇野らしい景観や自然とは何か学びながら、守り育て、取り戻していく、その象徴的な場所として、県営烏川渓谷緑地を考えていくことが大事だと思った。

 シンポジウムパネラーの信州大学農学部・加藤正人助教授からは「森林体験は楽しいだけじゃ長続きしない、林内の清掃や一番嫌な作業などのノルマや課題を与え、大変さという真実も伝える。冬に寒い中で作業をした後に火を焚き、お弁当を食べるのは最高」「自分たちだけの活動では、情報が外に出ない、そこを行政がサポートすべきだ」と。明科で主婦等が中心になって森づくり活動をしている森倶楽部21代表・永田千恵子さんからは「昔からあったものや、里山が利用されて来たことを知った時に、元気がでた。こつこつと楽しくやり、多くの団体に利用してもらうことを目指して欲しい」との意見があった。

 私は来賓だったが、市民会議のメンバーなのでスタッフでもあった。私のイベント準備の役割分担はチラシと名札づくりだったので、自分が作ったスタッフと来賓の二つの名札をつけて参加した。
 来賓には地元県議や町村長、町村議会議長が招かれていたが、私を除く県議二人は最初の記念植樹が済むと、萩原県議の議長就任祝賀会に参加する為に退場。町村長は皆不参加で助役が3町村から来たが、出席2名のみの町村議会議長とともに、『市民参加による森の公園づくり』のシンポジウムが始まる前の、来賓紹介が済むとサッサと退席してしまった。
 なお、萩原議長就任祝賀会の席では、菅谷松本市長が「県政は健康を損ねている、治療は県議会に託すしかない、県議は市町村の思いを県政に反映させるパイプ役に」とエールを送ったとのこと。
 市民タイムス首長日程によると、明科・豊科町長、三郷村長が祝賀会に出席。

 どうやら、市町村は『住民と一緒に森づくりや、持続可能な地域づくり』には消極的なようで、それを進めたいと願う県を、『病んでいる』と診断しているらしい。


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