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2005 年 10 月 30 日     カテゴリ:活動報告
森の子は理想の教育を実践。地域と高校の生き残り策。
〜さわやか早苗日記362〜
 昨日は、穂高で野外保育を行っている森の子でお祭りがあった。
 森の子は、ペンションから借りている森のフィールドが園舎、建物はなく、大雨や大雪などの日を除いて、子供たちは一日中森の中で過ごしている。
 そんな森の子のまつりは、自然のめぐみを皆に伝えようという子供たちや先生の頑張りに、親たちが協力した素晴らしいものだった。焚き火パンやクラフト体験などの手づくりのコーナーに、林檎屋さんやパン屋さん等も加わって、去年よりもにぎやかになっていた。

 なかでも楽しかったのが、子供達が手作業で作り上げたゲームのお店、1回50円で5つのゲームが楽しめる。店番は勿論、子供たち。
 夕べ、森の子の先生がくださったメールによると、「材料はすべて森の中から散歩をしながら拾い集めたものばかり。落ちているものが子供の手を通して生まれ変わっていったところが、子供達自身にとっても驚きだったようです。葉っぱが魚になり、竹が竿になり、木切れとつるで輪投げができるなど・・・自然の恵みをいくらでも活かすことのできる人間の手、そのすばらしさを理屈なしに肌で実感した子供達でした」とのこと。
 これこそ本当に、人間も自然の中の一部、自然と上手に付き合いながら、そのめぐみを活かしながら生きる事の大切さを学ぶ『環境教育』そのもの。
 子供たちにとって、お祭りは終りでなく始まりなのだそうだ。先生曰く、「どんぐり、胡桃、葉っぱ、ぼうきれ、石ころ、つる・・・何かに役に立つはず!とばかりに毎日毎日家に持ち帰る日々がまた始まります。お母さん達のひめいがきこえてきそう・・・」と。
 単に『自然を大切にしよう』というようなお題目ではなく、五感を通して学んだ事は創造力を育み、自ら考え行動できる人を育てる。理想の教育が、実践されている。

 写真は森の子まつりの受付、フィールドを貸しているペンションのオーナー・臼井さんが撮って下さった。下記をクリックして、森の子まつりの様子をご覧ください。


 さて、県の高校改革・再編の件で、「望月高校存続と発展を図る実行委員会」の方々が27日、県教委を訪ね、「佐久市と合併した望月地区(旧望月町)では公共施設が次々となくなっており、高校を残したい」と、望月高校を多部制・単位制に転換して存続させる提案をした。
 たたき台の県教委案では、望月高校は蓼科高校(北佐久郡立科町)に統合することになっており、第2通学区で多部制・単位制に転換する候補は野沢南高校(佐久市)が挙げられている。
 先日、日記にも書いたが、総合学科や多部制単位制に転換した高校は、志願率も高く人気の高校になっている場合が多い。私は、地域高校が存続する為に特色ある高校になる一つの手段が、総合学科や多部制単位制への転換ではないかと考えていたが、案の定だ。
 他地域から高校生が通うようになった地域には、活気も出る。足の確保のために、市町村が県や民間に協力してもらいながら公共交通を用意すれば、地域の人々の足にもなる。高校再編は、交通の便や地域的なバランスにとらわれすぎずに、地域の生き残りもかけて総合学科や多部制単位制への転換に手を挙げた地域の願いを、できるだけ実現してあげて欲しいものだ。
 転換には設備投資も必要だし、運営には手厚い教員配置も必要で、県民の税金がそこに集中する。
 多部制単位制になると今の高校制度のくくりの中では、定時制の枠になる。県教委案に対して、「全日制ではなくなり、定時制になるのは嫌」などと言って、転換を望まない地域があるとしたら、それは定時制に対する偏見だ。そういうところに投資することはない。
森の子まつり


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