2006 年
7 月
5 日
カテゴリ:活動報告
私の一般質問、3期目の田中知事に期待すること
〜さわやか早苗日記398〜
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7月3日の一般質問最終日、私は1番目に質問をした。内容は、 1、県民の健康と環境問題について ・化学物質過敏症や電磁波過敏症について、衛生部はどのように認識し、また調査を行っているのか、部長に。 ・県として、携帯基地局設置に当たっては、事前の住民周知は勿論、設置場所を業者、行政、近隣住民が納得いくまで検討するための、何らかの方策を講じるつもりはないか、企画局長に。 ・長野県が「環境イコール健康」のスウェーデン型社会をめざすのなら、長野県は企業の利益優先県であるか、否か、長野県をやすやすと利益優先企業のえさにして良いのか、長野県の姿勢をもっと明確にして良いのではないか、知事に。
2、障害者自立支援法とチャレンジド(障がい者)への支援について ・障害者自立支援法施行後に、県として、手話通訳のサービスが受け易くなる方策を、今後どうされるつもりか、聴覚に障がいを持つチャレンジドの就職に、県として、どのような支援をしてるか、社会部長に。 ・障害者自立支援法のもとでも、挑戦者であるチャレンジドが生きている事を実感できる労働の場、活動の場、居住の場を確保し、心を支え、健康や暮しを保障することに、長野県がどう取り組むか、知事に。
3、自律支援学級への教員配置に付いて 長野県として、国基準への県単での上乗せも、行うべきではないか、教育長に。
4、田中県政の課題について 県という組織を運営する経営者として、現場で県民とともに頑張る職員の声を、吸い上げる民主的な仕組みを、今後、どうつくって行きたいか、県民や職員に常に意識改革を求めて来た田中知事自身の、経営者としての意識改革について、どのように考えるか、知事に。
質問全文と答えは、一番下段をクリックしてご覧下さい。
以下、答えについて、私の感想。 1、携帯電話の基地局設置問題については、「 問題にされている件は、国の業界に対する『バーターとしての新たな箱物行政』ではないかと疑念を抱いている」と、知事は大変踏み込んだ答弁をしてくれた。auは同じ周波数で第3次携帯に移行したのに、ドコモはわざわざ周波数を変えたために、新たな基地局(アンテナ)を日本中に13800設置するのだと言う。 私はゴミ問題もアンテナ問題も根っこは同じと思ってる。 発生抑制をなおざりにしてゴミをどんどん増やし、今の焼却炉を直しながら使う事には補助金は出さず、新たな箱ものとしてゴミ焼却炉や廃棄物処理施設をどんどん造らせたいというのが、国の廃棄部政策だ。 今、県がストップをかけて再検討を勧めている、飯山のゴミ焼却施設も、住民が問題にし、指摘しているのは、この国と箱もの企業の戦略に飯山市がまんまと乗せられている点だ。 今あるものを有効利用せず、新たなものをどんどん造らせたい国や利益優先企業のもとで、あとで重税や環境悪化による健康被害などのツケを負わされるのは住民だ。 こういうことに、敏感に反応してくれる田中知事の感性(勘性)は、すごく良い。 そういえば、滋賀県知事選でも、新たな新幹線駅舎が争点となって、「もったいない」という言葉で新人の女性が知事になり、現職が負けた。
2、障害者自立支援法の問題では、社会部長はもっとゆっくり答弁して欲しかった。なぜなら、手話通訳の一部負担金の問題などを私が質問するため、傍聴に来られた聴覚障がいをお持ちの方のために、手話通訳が行われていたからだ。 本当は、私も、もっとゆっくり質問したかった。なにしろ、時間が10分なので、最初に書いた質問を1/3に削った。それでも、時間が足りなくなりそうで、どうしても、早口になる。 でも、部長は時間制限ないのだから、ゆっくり話して欲しかった。手話通訳に気づいていなかったのかもしれない。
3、自律支援学級への教員配置に付いては、教育委員会は現場をきちんと見に行って欲しいと、感じた。 先生の努力で、7〜8人の障がいを持っている子どもたちが、落ち着いて机に坐って学ぼうとしている。でも、学年も障がいも違う子どもが学ぶには、マンツーマンに近い教育環境が必要なのだ。せめて、4〜5人にならないのか? 県教委はホットサポートで対応していると言っているが、30学級もある小学校へのホットサポートは1人、しかも年間400時間(週10時間ほど)の配置だ。ホットなサポートを求めている子どもは、自律支援学級だけではない。
4、現場の職員の声を吸い上げる民主的な仕組み、県という組織を運営する経営者としての知事自身の意識改革については、はっきりした回答はなし。 知事は、「 後継者の育成と言うが、私は特定の人材を育てたりはしない。職員も県民も自主、自律、自己責任の基に行動する社会の一員として生きていくことが求められている。私と共に仕事をしてゆく、その結果として、よりすばらしい人材が育つことは願わしいことだ。」と答えた。そして、現場の職員の声については、「直接自分に言ってほしい」とのことだった。 なんだか権力を持ったたった一人の市民、田中康夫さんの後にくっついて、皆が走っている光景が頭に浮かんで来てしまった。これもまた、ピラミッドだ。 3期目の田中知事に求められているのは、逆ピラミッド、つまり、田中さんが一番目立たない後ろを歩く姿ではないだろうか? 6年間の田中知事は、県民や職員に意識改革を求める目覚まし時計の役目を背負って、先頭を走る役で良かった。でも、これからは、違う位置、後ろに回ってみてこそピラミッドが壊れ、初めて知事の言う、水平補完が達成されるのではないか。 また、そうすれば、トップを走るのは田中知事以外の人(イメージとしては沢山の人)になり、知事に直接言って達成する以外の、現場の声を吸い上げるルート(民主的な仕組み)も出来あがっていくはずだ。 これは、先頭を走って来た田中知事だから、今度は後ろに回れるのであり、単にトップを入れ替えろ(田中知事以外の人を知事に)という事とは違う。
北山早苗の一般質問と答弁 |
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