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2007 年 2 月 8 日     カテゴリ:活動報告
浅川ダム建設の知事会見に、松糸道路三(悪)役そろい踏み
〜さわやか早苗日記432〜
 今日は午前11時から、治水専用浅川穴あきダム(河道内遊水池)建設の知事会見があり、ネット中継で見ていた。
 外出していて帰宅した夫がちらりと覗き、「ひえ〜、松糸道路三(悪)役がそろい踏みしてる」「早苗が議員にならなくちゃいけなくなった、元凶だね」と、言った。

 松本糸魚川連絡道路は、1999年暮れに堀金〜大町15km間が調査区間になり、この時初めて住民は、高速道路のような自動車専用道路が、波田起点で安曇野山麓田園を貫いて造られることを知った。観光地である安曇野山麓に高速道路を造るなんて、そんなバカなことを考える人たちが本当にいるのか、しかも、南北に走る道は何本もあるのに、、、「行政のやることって、なんて馬鹿げていて無駄なんだろう」と、思ったのが、私が議員になったきっかけだった。松糸道路のことがなければ、田中康夫さんが知事選に出ても、かかわることはなかっただろう。
 2000年の初夏に県は住民説明会を開いたが、その時に、住民の疑問に平然と答えていたのが、当時の道路建設課長であり、そして、今は河川課長の北沢さん。
 大町会場の道路説明会の挨拶で、松糸道路が欲しい欲しいと訴えていたのが、当時の大町市長であり、そして、今は副知事の腰原さん。
 自民党から新進党に移り、選挙で勝った後、また自民党に戻る際の地元対策に松糸道路15km調査区間の手みやげを持って来たと言われているのが、当時の衆議院議員、今は長野県知事の村井さんである。

 この三人が、治水専用浅川穴あきダム(河道内遊水池)建設の記者会見場でガン首そろえて、ニンマリしている姿に、私は背中がゾクゾクとした。
 田中康夫を選択しなかったツケを、長野県民はこれから負っていかなければいけないからだ。

 なぜ浅川にダム(治水専用の河道内遊水池)を造ってはいけないか、何度も、日記に書いて来たので、簡単に。(詳しくは『浅川』で、私の日記を検索してしてください)
1、「減災」による安全な長野県を目指してと言うが、全く逆!地質上危険なところに造るダムによって、浅川小学校など浅川上流域の住民は、かえって危険にさらされることになる。河道内遊水池だから、常時水が貯まっていないから安心だなんて、根拠のない言い訳!水が貯まって1日で抜けるという急激な水位の変化が、地滑りを引き起こす誘因になる可能性もある。記者会見で、「国との間で技術的検討をした」と村井知事は言ったが、安全だという科学的根拠は何も示されていない。
2、水の貯まらない穴あきダム、しかも、一番重要な内水対策にとってダムは、効果のない無駄なものというより、害になるとしか思えない。完全な税金の無駄遣い!記者会見では、内水対策はポンプの増強のみとの発表。田中前県政時に提案されていた、二線堤や遊水池などは何処かへ吹っ飛んだようだ。ダムにお金をかければ、そうそう浅川ばかりにお金はまわせず、結局、ダムを造れば内水対策は先送り、浅川下流域の住民にとっても不幸な話ということになるだろう。
3、自然と調和した「減災」対策だの、河道内遊水池は環境に優しいなんてとんでもない!下に穴の空いているダムと言えども、穴は完全に河床と同じ高さというわけではない。穴は堆砂分を計算すれば河床よりも上になるはず、魚は通れない。また会見で土木部長は、流木止めや土砂止めを上流に造ると言っているし、浅川ダムへの土砂の流入を防ぐために砂防ダムも造ると言っていた。税金を投入した自然破壊は、どんどん進む。
4、新河川法の趣旨である、田中前県政時に始まった、住民参加の治水はどこへやら。「住民のご意見は聞きました。ご懸念を充分考慮した上で、国交省と協議し、治水専用ダムに決めました。あとは説明会を開催し、ご意見はあろうかと思いますが、変えることはありません、手続きは全て踏みましたので、建設に着手します」と、一昔も二昔も古い公共事業のやり方に後戻り!

 さあ、どうする長野市民は。内山卓郎氏を県議会に送り出すぐらいのパワーを見せて欲しい。

 後戻りと言えば、今度の2月県議会に、村井知事より、常任監査委員に推薦予定が、県職員というのもスゴイ後戻りだ。監査の趣旨に全く反している。身内が身内を監査するなんて、今時、考えられない!どんな立派な職員であろうと、職員は監査委員になってはいけないのだ。こんなの常識!と思ったら、なんと、田中県政以前は、当たり前に職員が監査委員だったと知り、口があんぐり、私ってなんて無知だったの!
 国は、地方自治体が財政悪化して立ち行かなくなることを防ごうと、市町村にも外部監査制度を設けようとしている時代だ。このような時代背景を無視して、折角、田中前県政時に、常任監査委員を外部の人にして来たのに、また県職員に戻すとは、、、。外部から公募で入った丸山監査委員が携帯サイトで株式市場を見ていて、問題になった件は本当に残念である。しかし、だからと言って、監査委員を県職員にし、身内で身内を監査することに戻すような、後戻りは断じて許されない。
 また、監査に関する、田中前県政時に行われたことで「なるほど」と感心してしまったことが、もう一つある。監査の補助をする職員の長(監査事務局長)に、外部からの任期付職員を入れたことだ。しがらみのない職員をあてる、そこまで配慮していたということに、あらためて驚いた。
 『身内が身内を監査する』なんて体制はおかしいから止める、誰もが感じる当たり前のことを、田中前県政では実現していた。でも、しっかりと、村井県政では後戻り、4月になったら、きっと、監査事務局長も変わるのだろうなあ。

 浅川のように目に見えるところだけではなく、県民の気づかないところや、知らないところで、確実に、後戻りはどんどん進む。田中康夫を選択しなかったツケを、長野県民は負っていく。どうするのだ、長野県民は?
ダムによる浅川河川整備計画の方針


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