2007 年
7 月
3 日
カテゴリ:活動報告
え〜!浅川に基本高水を設定する法的根拠はない?じゃあ<2>
〜さわやか早苗日記445〜
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私の質問と、土木部長、知事の答えの続きから (私)先日私は国交省関東地方整備局・浅川担当の渡辺調査官に、浅川の整備計画について聞きに行きました。まず、ニ級河川や、県の管理する一級河川では、基本高水流量を用いる法的根拠はなく、「基本高水に相当する流量」として、整備計画の中に書いてあれば良い、また、諏訪圏域のように目標数値と考えて、一向に構わない、諏訪方式でと言えば認可をすると言っていました。つまり、浅川には基本高水流量を振りかざす法的根拠はなく、だからこそ、土木部は整備計画案からこの言葉を削ったのではないですか。部長、お答え下さい。 また、それを住民には知らせず、基本高水という言葉と数値を金科玉条のように振りかざして、ダム計画を強引に押し進めるのは、誤りです! そこで、村井知事にお尋ねします。地質上の不安や治水効果への疑問などから、公聴会でも半数が反対意見を述べたダム建設です。これまで、ダム建設の根拠として住民に説明して来たものの、実は法的根拠もないのが基本高水流量450tです。であれば、これは目標数値として棚上げし、ダムではなく、未整備区域の河川改修と、住民の誰もが希望する内水対策の遊水池や二線堤から先に整備する気はありませんか? (部長)なぜ、基本高水と表現しなかったかと言うが、法的根拠ということよりも、基本高水は学術的にやったもの。それに対して様々な対策をやる。諏訪の砥川は基本高水を前提として当面1/50でやるが、基本高水が定めてある。 (知事)河川改修と一刻も早く治水専用ダムを完成させるべき。内水対策は排水機場の増強と、併せて遊水池の検討を進める。 (私)基本高水を、「法的根拠はなく、書かなくて良いもの」と、土木部はなぜ県民に説明してこなかったのでしょう。説明がく騙されて来たため、県民は余りに、ダムや基本高水450tにふり回されてきたのではないですか。その結果、多くの疑問や反対があるまま、ダムが建設されるのでは、余りに情けないと思います。 高水協議会の報告に、「基本高水の設定が治水対策の特効薬にはならず、基本高水だけを念頭に置いた治水計画では、水害を防ぐことは出来ない。」とあります。 村井知事には、ぜひこの立場に立って、過大で無駄なダムには依らない、『真の治水』を浅川でも進めて欲しいと要望し、私の質問を終わります。
『基本高水流量』は、実は浅川のような川には定める法的根拠はなく、定める必要があるのは、国管轄の信濃川のような大きな河川に数カ所というのだから、全く、今までの浅川での基本高水450tの議論は一体なんだったの?と言うことなのだ。 国交省の、ダム建設ありきで押し進めて来たこれまでの治水対策の進め方に、矛盾が生じて来ているのではないだろうか? その一つの事例が、浅川だ。過大な基本高水のために、浅川の「地質に大変な不安を抱えるような場所にまで、いつ詰まるかわからない1.1m四方しかない穴を持つダム」の建設を、強引に押し進めざるを得ないという矛盾となって現れている。 住民説明、公聴会、学識経験者からの意見聴取と、手続きを踏んだと言いながら、一方で、「ダムを造りますよ」と宣言した際の整備計画の方針に載せていたはずの、ダムの根拠となる『基本高水』の文言を、国から指導されて、整備計画案からはこっそり、削らざるを得ない。 これって、何だか滑稽だ。 恐らく、浅川のようにこんなにも『基本高水450t』という言葉が問題になった川は、そんなにないのだろう。調査に行った益田川ダムでは反対運動もないから、基本高水などというものは、「あれ?何tだったっけ?」というぐらいの程度、兎に角、以前あった災害を再びおこさぬようにという意識レベルで、ダムがすんなり造られた。 浅川では、この『基本高水450t』をめぐって、ずうっと侃々諤々やって来たわけだ。かんかんがくがくやったって、結論が出るはずない。 土木部長は、シロウトにはわからない、学術的に算出したものなんて、やたらに権威づけたがっているけれど、もともと、高水協議会が指摘した通り、当てはめた数値そのもの大した根拠もなく、算出したのが『基本高水450t』なのだから。 しかも今度は、法的根拠もないときたわけだ。 だったら、これはこれで、目標数値として、棚上げして、反対住民も賛成住民も、だれもが望んでいることからやればいい。そして、当面の一番必要なことをやっている間に、流量データをきちんととり、『基本高水に相当する流量』として設定した450tが妥当かどうかの検証をすれば良いのだ。
全国でも、『脱ダム宣言』をきっかけに、ダム計画への疑問から反対の運動が活発になり、県や国も巻き返しに躍起だ。しかし、行きつ戻りつしているものの、確実に『脱ダム』の流れは前に進んでいる。 「450tは絶対達成しなくてはならないような大事なものではない、それよりも、もっと現実的な対策を優先して良い」というふうに、近い内に、国も認めざるを得なくなるのではないだろうか。だって、法的根拠はないと自ら言い、整備計画の中に書いたら不味いなんて指導しているのだから。 それに、お金もないのだ、『反対住民も賛成住民も、だれもが望んでいること』からやればいい、この、当たり前のことが、一番正しいはずだ。 住民参加とは、本来はそれを探る場だ。浅川では、「内水対策をやって欲しい」という共通認識が、ちゃんと出来たではないか。だったら、問題の多いダムより、まず内水対策の遊水池などを優先すれば良いのだ。
村井知事は、議会終了後の記者会見で、なぜか、とてもイライラしていて、「反対派の人たちはいくら説明しても、とんちんかんな質問をしてくる」と言っていた。それは、きちんと答えていないからだ。 では、もう一度聞こう、「なぜ、2月には書いてあった基本高水ということばを、整備計画案の中に明記していないのだ」と。 本当の答えは単純だ。「法的に根拠のないものなので、不味いと国に言われ、抜いた」、こう言えば、すっきりと、誰でもわかる。
7/2北山早苗本会議録画はこちらから |
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