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2008 年 4 月 15 日     カテゴリ:活動報告
魂が抜け形だけ残った「県民参加の政策づくり」には魅力なし・2
〜さわやか早苗日記480〜
 県に「県民参加の政策づくり」というのがあるが、今年度は応募がわずか2団体にとどまっている。本来なら県に提案して県が支援して然りというような活動をされている、県民の皆さんの観察会や学習会に12日に参加した。

(前回の続き)
 午後は「信州にふさわしい自然エネルギーは何か?」と題して行われたシンポジウムを聞いた。足利工業大学副学長の牛山泉教授が「エネルギー栽培型社会と、森と風と水のエネルギー」について、基調講演をした。牛山教授は「人類は食料を採取してばかりではなく、栽培することで生きながらえて来た。同様に、エネルギーも化石燃料を採取するのではなく栽培するという発想が必要で、それぞれの地域で、その地域に合った自然エネルギーを栽培する仕組みを創ることが喫緊の課題である」と話した。
 風力発電は海や海岸では風も強く可能性があるが、山国の信州では施設建設が自然環境に与える影響を考えると、向いていない。むしろ豊富な水資源を活用した小水力発電や、晴天率が高いことから太陽光発電、森林県であることから木質バイオマス資源を活用することが大切である。
 日本では太陽光発電パネル設置の補助金が打ち切られ、太陽光発電やパネル生産No1の座をドイツに奪われた。ドイツは設置に補助を出すのではなく、電力会社に自然エネルギーで発電した電力の高額での買い取りを法律で義務づけていて、数年で設置費用がpeyできるため、パネル設置がすごい勢いで行われているとのこと。
 これも、ドイツの2020年までに原発をなくすという政策があるからだ。日本では、地球温暖化防止のために、石油や石炭などに対して発電の際CO2が出ないという理由で「原発が良い」といわれているが、原発はウランを発電用に加工する時や、原発のゴミの処理に膨大なCO2が発生することになり、原発ではCO2は削減できないそうだ。
 外国と比べてばかりではいけないと思いながら、そんな話を聴くと、ため息が出てしまう。とはいえ、変わらない国の前で諦めてしまうわけにはいかない、もう地球温暖化は待ったなしの問題だ。それには、地域から自然エネルギーを栽培する仕組みを創って行かなければ。
 ところが、村井県政はそういうことに取り組もうとする姿勢が殆どない。だから、このシンポジウムに県の参加もなく、主催した自然保護団体の県民の皆さんも、県には期待していないようで、県と一緒にとか、県に協力してもらってなどと、誰も言わなかった・・・。

 コモチカワツボの繁殖を防ぐことや、地域にふさわしい自然エネルギ−の普及も、本来なら、それぞれの地域の取り組みを、県が情報収集や発信の拠点となることで、広め発展させることが出来るものだ。一つの地域だけで良い取り組みをしているのではなく、それを県内に広め高めていければ、長野県は素晴らしい県になれるのに。それが、「県民参加の政策づくり」の趣旨ではなかったのか?
 魂が抜け、形だけ残った「県民参加の政策づくり」には、何の魅力も感じないから、応募がない、それだけのことだ。


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