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2008 年 7 月 24 日     カテゴリ:活動報告
結論がわかっている茶番劇の水理模型実験は税金のムダ遣い
〜さわやか早苗日記491〜
(前回からの、県議会での質問の続き)
 更に、F−V断層についても、前の浅川ダム計画で排水路を掘ったとき(F−V)断層が見つかったが、地滑り等検討委員会の斉藤、赤羽委員は活断層とは言わなかった。しかし、治水・利水ダム等検討委員会で、トレンチした時には両委員と、信大理学部の教授2人が立ち会い、4人とも活断層だと言った。
 そこで、私は、「岩手宮城内陸地震では、ノーマークだった断層など複数の断層が活動したと言われている。長野盆地西縁断層帯が動いて地震が起きる時は、一つの断層が動くのではなく、複数の断層が連続して動くと、地質の専門家が言っている。ダムを横切るF−V断層が活動がない、動かないとは言い切れないはずだが、どうか?」と聞くと、県は、「善光寺地震からの周期からしたら、長野盆地西縁断層帯は1000年ほどは動かない」と、予想通りの答え。
 そこで私は、「周期性について、東海地震のような海溝型の地震はどんな周期で動くかある程度はっきりしているが、内陸性のものは難しいというのが、専門家の見地だ。現に今回の岩手宮城内陸地震がその事例だ。善光寺地震から1000年経っていないから、大地震はないという認識は、大変危険だ」と言い、再調査を強く要望した。

 いずれにしても、県が大丈夫だと自信満々に行っても、その根拠はあやふやなもので、水理模型実験からしても、反対派どころか、推進の立場の学者の説にも反しているようなお粗末な実験だ。貴重な税金を使って、穴は詰まらないと見せたいがために、結論がわかっている茶番劇を演じられては、税金を払っている県民はたまらない。
 いけいけどんどんのダム計画は、中止しするべきだ。

 さて、松本である大会の式典に出席した際、待っている間に、S県議と浅川ダム・公開水理模型実験の話をした。「穴は1.3mとかだったよね、なんでそういう大きさなの」と尋ねられ、「毎秒130トン流れ込んだ時に、100トンをせき止め、毎秒30トンが穴から流すためと言っている」と答えたら、「えーっ、毎秒30トンてすごい量だけど‥‥」と驚いていた。
 そう言われれば確かに、、、普段の浅川の水量からしたら、毎秒30トンて想像がつかない。そこで、内山卓郎さんに一体普段の浅川ではどのくらいの水が流れているのか、尋ねてみたら「普段は毎秒1トン程度」とのこと。普段は毎秒1トンの川に130トンも水が押し寄せることなんて、そうそう、あるのだろうか?
 実は、1995年7月に、浅川上流の飯綱雨量観測計が154.5mm/24hと、1/200確率に近い大雨を記録した時に、何とダム地点の流量は毎秒54トンだったのだ。1/100確率の大雨のために浅川ダムを造ると言っているのに、、、実際は、1/200確率の雨で、これだ。毎秒130トンもの水が押し寄せるのは、いったい何年確率の雨になるのか?
 この130トンという数値が、う〜んとうさん臭い数値で、過大すぎるのだ。

 ところで、教員採用で事前に合否を県議に知らせていたことが、全国的に問題になっている。長野県でも、教育長が合否結果を受験者への通知前に県議らに知らせていた。このことについて、村井知事は、18日の知事会見で「合否事前通知は許容の範囲」「議会の根回しだとか、お互いある程度のコミュニケーションは維持せざるを得ないところで、大人の対応をせざるを得ないことはあり得る。そういう意味で、社会通念上、許容されることではないか」と話した。
 すると、今度は、長野市職員採用試験の合否について、受験者本人が知る前に市議に連絡していたと明らかになったことに対して、鷲沢正一市長は23日の定例記者会見で、「市議に先に知らせても試験結果は左右されず、別にどうということはない」と言ったとのこと。おまけに、鷲沢市長は「別に気にするほどのことではない。村井知事も先の記者会見で同じような考えを話していた」と。
 やれやれ、こんな時代錯誤の人たちが躍起になって造ろうとしているのが、浅川ダムだと思うと、それだけでも、このダムが如何にうさん臭いものか、わかるような気がする。


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