2008 年
10 月
2 日
カテゴリ:活動報告
超過大な浅川ダムの設計は、ダムがいらない57年降雨で計算!
〜さわやか早苗日記498〜
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1日に、県議会の建設委員会で、浅川ダムの過大設計について、質問をした。 ダムを造る理由をつくるために、基本高水450tを決める時には昭和61年の降雨パターンを使い、ダムを設計する時には、出来るだけ大きくしたいため、57年の降雨パターンを使った。ところが、57年の降雨パターンでは、基本高水が315tなのでダムはいらない、、、こんなことがわかった。 これって、なんだか、詐欺にあったような気がするのだけれど… 以下、質問内容と答え。
(北山質問)浅川ダムや関連施設などの建設費用は?どのようなものが含まれているか。 (河川課長答え)付け替え道路を含めて380億円、ダム本体、地滑り対策工事、用地、流木止めなどのスクリーン施設、ダム管理施設などだ。
(質問)小林東一郎議員の一般質問に対して、「浅川ダムは洪水調節効果、ピークカットを目的とするもの」と答えたが、これでよいか。 (答え)ピークカットを目的とするものだ。
(質問)8月5日の公開模型実験では、サーチャージ水位562.1mに対して、実際に貯まった最高水位は554.8mで、ダムの容量が過剰すぎるのではないか。実験結果から概算するとダムの貯水容量は、洪水調節容量の106万m3の60%の、64万m3程度で、2割増の設計が必要だとしても80万m3あれば十分ではないかと、小林議員が一般質問で聞いたが、私もサーチャージ水位まで7m以上の差があるのは、ダムが大きすぎると思うが、どうか。なぜ、ダムはそのような大きさになったのか? (答え)基本高水を決めた洪水は61年9月のものだが、それとは違う降雨パターンで設計している。10パターンの内、流してみて最大になる容量に2割増で設計する事と決まっている。
(質問)ダムの容量を決めるのに用いた、洪水調節容量が最大となる洪水波形は、浅川ダムの流出解析に用いた10洪水のうち、何時のものか。 (答え)57年9月の洪水だ。
(質問)それは、模型実験で検証したのか。 (答え)今後やる。
(質問)10洪水全てについて検証するのか。 (答え)基本高水を決めた洪水と、最大貯留となる洪水の2パターンだけやる。
(質問)10洪水全てやるべきではないのか。 (答え)2つやれば良い。
(質問)ダム調節容量が最大の57年洪水の基本高水流量は。 (答え)82tだ。
(質問)それはダム地点、合流点は? (答え)320tだ。(1993年にまとめた流出解析によれば、合流点で315t、ダム地点で82.18t)
(質問)ダム調節容量が最大の57年洪水ではなく、61年洪水用いて基本高水を決めたのは何故か。 (答え)総合的に判断しての事。
(質問)57年の洪水波形を用いれば、基本高水は320t(315t)で良いため、浅川の基本高水450tに比べすごく低く、その差は130t。ダムでカットすると言っているのが100tだから、これならダムはいらないのではないか。 (答え)ダムの設計は、ダムに一番負荷を与える時の波形で容量を決めている。
(質問)ピークカットを目的とするためにダムを造ると言うのなら、容量を決めるのは61年洪水でよいはずだ。61年洪水をもとにしたダム容量は? (答え)83万2千m3だ。(2割増にした容量)
(質問)その大きさのダムが治水安全度1/100確率の雨に対応するダムだ。それより超過大の110m3の容量のダムの治水安全度は、何分のいくつなのか (答え)ダムに一番負荷を与える時の波形で容量を決めているのであって、治水安全度は計算できない。
(質問)過大な基本高水を振りかざしてつくる事を決めたダムが、これまた、過大な設計であるとは、驚き。 超過大なダムだという事は、模型実験を観たからこそ、私たちにわかった(バレた)。それだけでも、観た甲斐があった。 超過大な箱でおまけに上げ底だった、中身のお饅頭は小さいのに!というようなもの。その箱と上げ底に180億円とは‥‥こんな税金の使われ方は県民としたらたまらない。 長野市選出でもないのに、委員会で浅川ダムの事ばかり質問する北山早苗という珍しい県議がいると、ある道路集会(波田町で開かれた松糸道路の起点を波田にという集会)でほめ殺ししていた人がいるようだが(清沢英男県議)、私は、180億円は他の事に使って欲しいから、浅川ダムの矛盾やおかしい点を質問している。 そこで、伺いたいが、長野市のハザードマップでは、浅川中流域はほとんど黄色の50cm以下の浸水想定。しかし、松本市街地はブルーで塗られた1m以上5mの浸水想定。なぜ50cm以下のところに180億円も投資するのか、未だ持って理解できない。教えて欲しい。 (部長の答え)松本は松本でやっている。浅川は緊急性が高い。
(質問)長野市もこちらのブルーの水害(内水災害)の解消に投資するべき。松本市街地の水害の方に投資して欲しい、また、山形村や朝日村からも河川改修の要望が毎年出されている。ぜひ、厳しい予算であれば、危険な上に過大な箱と上げ底の浅川ダムに180億円も投資するのはやめていただき、20年間は河川改修で対応し、富竹観測所のデータを積み上げた上で、基本高水を検証し、その上でダムが必要かあらためて決めるべきではないか (部長の答え)浅川は緊急性がある。
加えて、2日には、以下の点を質問した。 (質問)57年の降雨パターンでは、ダムの上まで水が貯まらないと考えるが、ぜひ、57年のパターンでの模型実験も公開して欲しい。 (答え)水は貯まる。5m3/s以上の水がくれば、ダムに水は貯まる。公開はしない。 (質問)昨日傍聴していた県民の中にも、水は貯まらない筈と言う人がいる。私も貯まらないと思う。疑問があるのだから、公開すべきだ。 (部長の答え)いいですか、議員さん、5m3/s以上の水がくれば、水は貯まるんですよ!水が貯まれば、圧力で5m3より沢山の水は出ていきますけど〜。公開はしません。
57年の洪水の降雨パターンは、だらだら雨が降っているため、全体としては、24時間の降雨量は多くなる。(なので、ダムを出来るだけ大きくしたいため、この57年パターンを使い設計した)。 しかし、このようなパターンは、急激に川の水が増えるものではない。だから、基本高水も315と少なく、ダムはなくても大丈夫。このような降り方では、当然、ダムに水が貯まっても、穴から出て行ってしまうため、ダムの上(満水の状態)まで貯まるわけがない。しかし、建設部は3回も水は貯まると繰り返した…。 本来なら、2割増だとしても83万tで良いハズなのに、110万tの水が貯まるダムを造りたいとは、コンクリートの量は倍ぐらい必要かも…。こんな県民を馬鹿にしたムダ使いのダム計画は許せない!
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