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2003 年 6 月 2 日    
犀川・梓川河床低下防止対策協議と川の再自然化
〜さわやか早苗日記41〜
 午前中、犀川・梓川河床低下防止対策協議会に出席。河床低下により、農業用水路への取水が困難になり低い堰をつくりなんとか取水していたり、湧水が減りワサビ栽培やニジマス養殖に影響が出ていたりする状況があり、対策を求める声を受けて、行政と関係組合とで会がつくられました。河床低下の原因は、以前行われていた砂利採取にもありますが、上流にダムが造られ、土砂の供給が減ったことにもあると思われますが、国土交通省の千曲川河川事務所の説明では、ダムが造られてから著しい河床低下はないとのこと。しかし、水をせき止めていることで、全体の流量にも影響があるハズ。しかもワサビ組合やニジマス養殖組合の方々からは、数センチの水位低下で、湧水が減り水温にも影響が出て困るという意見が出ました。私は洪水対策でダムを造り、堤防で閉じこめるという人間が力ずくで自然をコントロールしようとした影響が出ていると思い、ヨーロッパなどで取り組まれている、川の再自然化が安曇野でも必要と感じました。私の友人であり脱ダムの本などを書いているジャーナリストの保屋野初子さんが、河川再自然化の思想について「川とヨーロッパ(築地書館)」という本に最近まとめました。ライン川やドナウ川などヨーロッパで進む「堤防を取り払い、川を自然の流れに戻していく新しい治水」としての氾濫原の復活について書いたすばらしい本なので、これを紹介しながら、コンクリートで川を押さえてきたこれまでの考えから、川を自然の状態に戻していくことに取り組むべきと、来賓の挨拶の中で話しました。川は溢れることを前提とし(昔の日本の治水対策はこれ)、田圃に水を溢れさせ作物代を保障する治水対策や、コンクリートで覆った遊水池ではなく休耕田を利用した「人工涵養田」をつくることで、地下水をつくり出すことも必要と思います。今、困っていることに対する対策も勿論大事ですが、長期的な対策を考え実行する必要があります。午後は他に安曇野関連の河川改修、下水道、道路など豊科がまとめ役となっている建設工事のレクチャーを豊科役場都市建設課で受けました。県議は推進の期成同盟会の顧問になるそうですが、無駄なものや必要以上のものはつくらず、生活関連事業に回すという私の公約に沿うようにしないといけません。顧問の返事はすぐに出来ないものもありましたが、理解してくださり、親切に説明してくださった豊科職員の方に感謝。


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