2003 年
8 月
5 日
汚泥肥料工場と揚水力発電用ダム建設現場の見学
〜さわやか早苗日記87〜
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朝、トライアルしなの現地研修会宿泊先の北御牧村明神館を出発、佐久市のシナノクリーン発酵という汚泥肥料工場を見学、昨日の産廃学習会講師の青山貞一教授も同行。 工場は佐久市以外にも周辺市町村からの80%の水分含有率の下水道汚泥などを受け入れ、木材チップと混ぜ合わされた後、3ヶ月間発酵と空気に触れさすためにブルドーザーで置き換える作業をくり返すことにより、最後は水分40%の臭いもない土のようになります。肥料として農家が直接軽トラで買いに来たり、袋詰めされホームセンターなどで売っています。 青山教授がカナダの生ゴミ肥料工場を紹介し、工場方に尋ねたところ、生ゴミの方が臭いがするという答え。しかし、カナダでは脱臭装置などにお金をかけたり密閉型にするなどして臭いの問題もクリアしているようで、日本でも循環型社会システムの構築に向けて行政も企業も知恵を出せば解決できるはず。いずれにしても、大型溶融炉などのハイテクなやり方ではなく、ローテクなやり方でリサイクルをすすめることが、一番安全ということも分かりました。
佐久総合病院では20年も前に「患者の権利と義務」を打ち出しながら地域に根ざした医療を行い、かつヘリポートまで備えた高度な救急医療の体制(ヘリポートがあるのは東日本ではここぐらいとか)も整え、しかも長野県の税金を使わずに経営してきたということ、すばらしい。
午後は、東京電力が南相木村に建設中のダムを見学。長野県側のダムから地下水路を通して群馬県側のダムに653mの落差で水を落とし地下で発電、夜は余剰電力で群馬側から長野側へ水を汲み上げます。建設中のコンクリートを使わないロックヒルダムは、ほとんど上の方まで完成しつつあり、ダムの底になる部分から採取した石灰岩で表面は見事な石積み、2年掛かりで一人のオペレーターが積み上げたとのこと。 2年後には発電開始、その後、地下の水路や発電所が全部完成すると282KWの巨大な水力発電所になり、その時にはダムの水位も一日で27m上下するそうで、ビックリです。県はまたぎますが、日本海側へそそぐ水量が、太平洋側へ行くこともなく、その反対もないそうです。 全建設費は約5000億円、もちろん東電の負担。昼間の発電用なら、各住宅の屋根にソーラー発電のパネルをつけて同じ出力を得るのとどちらの方がお金がかかるか聞いてみました。やはり現状ではソーラーの方がずっと高いとのこと。
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