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2003 年 9 月 12 日    
県と住民協働の、森の公園づくりの試みが始まった
〜さわやか早苗日記106〜
 「森の持つ意味は色々あります。産業としての森もあるが、福祉の森、教育の森というものがあってもよいのではないでしょうか。医療の森も考えられます。最近増えている鬱病の患者に緑が有効です。このように今までとは違った視点で公園を見ていけないでしょうか。安曇野に行くと元気になれる、そんなことを安曇野から発信できたらよいと思います。住民参加について、感じたことを述べさせていただきます。県の方々は謝る立場にばかりいましたが、もっと、積極的に知事の意志を実現することが大切ではないでしょうか。今日の話し合いは裁判の場面のような気がします。そんなことで出来上がっていく森が良い森になるはずない。もう少し、雰囲気が柔らかくなりませんか。」最後に有明の家の波場先生がおっしゃったこの言葉に、私は思わず涙。
 今日は7月県議会での知事答弁(7月12日の私の日記参照)を受けて、県営烏川渓谷緑地・第2次整備の住民説明会が開かれた。住民と共に森の公園づくり、コモンズとしての里山づくり、担い手の育成をしようという、県では初めての試みである。  説明会には県職員や住民合わせて50名ほどが参加、諏訪から宮川速雄県議も新しい住民参加の在り方を見つめに来てくれました。
 始め、整備区域に隣接する使われていない常念憩いの広場の駐車場で、これまでの経過説明。その後、信大農学部・伊藤精晤教授の指導のもとに現地で、どの様な森を目指してその為にはどの木を切るかなどということを学んだ。

 最後に憩いの広場の建物を穂高町から借り、行われた話し合いでは、県に県営烏川緑地の整備についてA4一枚の要望及び提言書を送った住民グループが、これまで県は全く住民の声を聞いてこなかったと批判、県職員に謝罪するように繰り返した。
 確かに県は住民の声を聞く必要はある、しかし、この会は住民と県が協働で森づくりをするために、知事の意向で開かれた会である。目的はそこになければいけない。また、この取り組みを県内に広げるには、協働を通して人が育つ必要がある。県職員も変わる必要があるが、住民側も同じではないか。
 この目的を失いそうになった会の雰囲気が私には悲しかったが、最後の波場先生の言葉で救われた。会が終わってから、豊科建設事務所長が「波場先生の言葉に涙が出た、これから頑張らないと」と言い、私はそれも嬉しかった。


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