2003 年
12 月
9 日
息子や父をイラクへ派遣したいか?個人に立脚した住民要望とは?
〜さわやか早苗日記164〜
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政府は今日、自衛隊イラク派遣基本計画を閣議決定し、小泉首相は記者会見で「願わくば、敬意と感謝の念をもって自衛隊の諸君を送り出していただきたい」と語ったそうだ。 私が小学校教員の時、3年生の国語の教科書に「ちいちゃんのかげおくり」という、空襲で家族が死にひとりぼっちになった女の子が、家族が迎えに来たことを夢に見ながら死んで行く話が載っていた。これを読み、一人の男の子が「僕は戦って死ぬ方が良い」と感想に書いたので、南の島で傷口に蛆虫が湧きながら死んで行った兵隊のお父さんの物語を読んだ。 私の勤務していた小学校区には自衛隊の基地があり、クラスには自衛官の子供がいた。女の子が「お父さんがこんなふうに死んだらどうしよう」と日記に書き、私は返事に困った。「そうならないように、皆で平和を大事にしていきましょう」と書いた。小泉首相はこの女の子の言葉に何と答えるのか、私は小泉首相はまず自分の息子を自衛官としてイラクへ派遣するべきだと思うが、彼にはできるのだろうか?!
長野県議会一般質問1日目、小林伸陽議員の自衛隊派遣についての質問に対し、田中知事は「これは、まさに戦争状況、戦争を起こすのは最前線の制服組ではなく、安全地帯の背広組。日本政府の姿勢は、ここまで進んだ公共事業をUターンできないのと同じ。日本は国連主導の人道的支援にお金を出す、お財布と言う役を胸を張り哲学を持って行うべき」と答えた。 また、無駄な公共事業をやめ、住民の必要とする事業を行うための住民参加の制度を小林議員が求めた時に、知事は「住民要望というものが、個人に立脚したものではなく、従来の組織や集団の要望だった。真の自律した個人の要望はどこにあるのか?」と、これまで住民要望だと言って公共工事が行われ来たことを、手続き民主主義で形骸化されたものと批判した。 穂高町では、観光の顔にあたる県道の歩道を整備中だが、道は誰のものであるかを考えた時に、必ずしも街づくりという観点から住民の想いが反映されたものではない。住民や観光客が安心できる道づくりとは、たんに安全性だけの問題ではなく、毎日歩いても楽しい、気持ちいい、心安まる道づくりが必要。歩道整備をきっかけに、先週県の出前講座を利用して住民が行った「街づくりを考える学習会」には、関心ある住民が自発的に30名程集まったが、私はこのような自発的な取り組みこそ、個人に立脚したものだと思う。
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