2004 年
1 月
18 日
neverthelessの発想こそ、当たり前のことが叶う社会に繋がる
〜さわやか早苗日記190〜
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南安曇最後の、安曇村消防団出初式に出席。7つの出初め式、始めから終わりまでお付き合いした私、自分で自分に皆勤賞。皆勤賞は私だけじゃない、南安曇消防協会長や南安曇各町村の消防団長なども。
午後は駒ヶ根で小布施栗の木診療所・内坂Dr.や、南相木村診療所長・色平Dr.たちが主催する信州自由学舎第5回読後会に参加。今回の課題図書は長野県総合計画審議会専門委員だった東大経済学部・神野直彦教授らが書いた「福祉政府への提言」。数日前から眠い目をこすりながら一通り読んだ上で参加。 少子・高齢化社会を迎え、社会保障制度の改革は急務なのに、年金・医療・失業・介護など、バラバラに相互の脈絡なく改革が進められ、国民負担は増え、保障内容は悪化する現実。将来に不安を感じるから貯金し、お金を使わず、消費は更に冷え込む。 あまるほどの年金をもらっている老人もいれば、一部負担金が払えず介護サービスが受けられない老人がいる。世代間の不公平を感じ、年金を払わない若者。国民総生産第2位の日本なのに、なぜこんなに不安なの?ものは溢れていても、心は貧しい国なんじゃないかなと思う。 私は、リーダーがしっかりとした目標やビジョンを示し、実現のために国民に説明した上で負担もお願いし、抵抗勢力に屈せず、国民を裏切らずに改革する、そういうことが必要だと思う。私の北欧視察の際、「スウェーデンの国民が高負担の税金でも良しとする理由は、国が国民を裏切ったことがないから」と、通訳の方が答えたのは、すごく印象に残っている。日本は全く逆、いつも国民は裏切られる。 でも、そういう政府を選んでいるのもまた国民だからなあと、読後会に集まったメンバーが言う。だけれど、皆諦めてはいない。自分の分野で、ねばり強く理想(当たり前のこと)に向け実践している人たちだから。 神野氏らは、「皆が望んでいる福祉政府」に向けた提言として、社会保障基金、地方政府、中央政府の3つの政府の役割を明確に位置づけ、官僚主義を排除し、社会保障を社会の構成員である私たちの自治によって再生しようと提案している。リーダーの示す夢・目標・ビジョンと、私たちが地域でつくる心のつながりのコモンズが、まず大事なのだと思う。
帰りに今日公示になった駒ヶ根市長選の杉本幸治候補の選挙事務所開きに参加。杉本さんは県教委次長を昨年暮れ辞して、郷里・駒ヶ根のために立候補した。私は個人的にも知っているが、本当に素晴らしい方だ。豊富な経験と改革精神、当たり前のことを実現しようとするねばり強さをもち、バランス感覚にも優れている。そして何よりも、誠実で汚れていない、普通の市民である。 また、私はこの間も杉本さんの奥さんと、ムッレリーダー養成講座を一緒に参加してきた。杉本夫妻は、子供、教育、文化を愛する「本物」、杉本さんが市長になったら素晴らしい!
夜中、夫がビデオにとっておいてくれた、田中知事出演のサンデープロジェクトを見た。「民主党の物足りなさは、役人的発想だから。nevertheless(であるにもかかわらず)が必要、時代に流されてはいけない。国民が失望し悲しんでいるのは、手続き民主主義だから」と言う田中知事に、私も同感。 何かヘンだ、おかしいと思って話しても、「理想はそのとおり、しかし現実はこうだから、これでやるしかない」と言われて、何も前に進まない、当たり前のことが実現できない。そうではなく、「現実はそう、それにもかかわらず、これが必要だから変えていこうよ!」と、当たり前のことを実現していく努力こそ、必要だと思う。
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