2004 年
2 月
7 日
マスコミには報道されないpart2、建設的発言にヤジの土木委員会
〜さわやか早苗日記202〜
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昨日6日は、浅川と砥川のダムに替わる治水対策としての河川整備計画について、県が本年度中の国への申請を断念したことを受けて県議会土木住宅委員会が開かれ、私は傍聴。 報道では、遅れの理由を正し、見通しの甘さを指摘する声が相次ぎ、財政難の今、県単独予算で行うのは疑問だという声もあったとされる。県は遅れた理由として、流域協議会から「橋梁の架け替えや、(流量を増やすために)堤防の急勾配にするのは避けるべき」などの意見が出されたため、地元住民・自治体の理解を得る必要性などをあげた。そして、河川課長は「8月までには申請していきたい」、土木部長は「見通しが甘かった」と述べたとされる。 報道内容に間違いはないが、加えて私は共産党県議団の藤沢議員の発言に注目したい。藤沢議員は「流域対策には住民合意が必要、十分時間をかけて対応すべき、8月までにと明言するのはどうかと思う」と述べた上で、次のように言った。 「今日、土木部が出した(国が計画中止した49ダムの内、河川整備計画策定済みは4箇所のみという)資料は大変参考になった」「(資料中)宮城県でH12年に中止になった新月ダムについて共産党県議団で視察に行ったところ、国交省から来た河川課長が、"整備計画策定には一定の時間がかかる"と言っていた。宮城県では県単独事業で今できるところ、住民が一番不安に思うところを集中的に改修しており、どこの県でもダムに替わる治水対策は慎重にじっくりやっている。また、計画策定済みのダムは広島県の関川ダムをはじめ小さいものばかり」 「浅川は、住宅密集地での天井川が11m下がるなど8割が改修され、ダム計画当時とは変化が起きている。むしろ、千曲川からの逆流による内水害が心配(流域協議会でも国による千曲川の改修を望む声が多い)。浅川の治水対策の目標値である、基本高水流量450立方メートル/秒を100%カバーする計画の必要があるのか?もう一度浅川の変化や現状を合わせて検討し直し、現実にあった整備計画にすべきだ」。
私も藤沢議員の提案のほうが、現実的だと思う。更に、コンクリートを使うダムを止めても、また別の所にコンクリートを大量に使うことに疑問を感じる。1月26日に無所属の私と林議員で、「緑のダム」の森林洪水防止機能を科学的に検証し、河川整備に導入することを目指している、吉野川の市民活動について現地調査に行ってきた(日記参照)。 「吉野川緑のダム調査」では、放置針葉樹林を間伐し針広混合樹林に変えることで、天然林と同じような浸透能力や保水能力を持つようになるとわかった。浸透能力アップで雨水がゆっくり河川に流れ込むようになるため河川のピーク水量は30%カットされ、また保水能力アップで吉野川全流域でダム4個分(2915万t)に相当する保水量になるということだ。 これは想像以上で、私は驚いた。つまり、コンクリートでカバーすることばかりを考えるのではなく、「不安なところの集中的改修」と「緑のダムづくり」にお金はかけるべきなのだ。長野県議会や土木委員会は文句ばかり言うのではなく、県議会として上記について国に強く要請すべきだと私は思う。なのに、委員会の藤沢議員の発言中「素晴らしい案だ、8月じゃなく10月までにしろ〜」などとヤジを飛ばす議員もいる。文句ばかりで建設的な意見は言わず、揚げ足取りとは情けない。 また折しも、民主党県連では田中知事の行政運営に対して意見を示していくことを確認したそうだが、知事批判などではなく、脱ダム以前から「緑のダム」構想を掲げた民主党らしく、治水対策としての緑のダムにちゃんと貢献すべく、国の姿勢を正して欲しい!
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