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2004 年 2 月 16 日    
皆平等のワークショップで、アセスの方法書・講座企画書作り
〜さわやか早苗日記208〜
 一昨日14日、昨日15日と、環境事業団地球環境基金部主催で、NPO地域づくり工房と公害地域再生センターが協力して開催している、「市民活動のための環境アセスメント講座」があり参加。
 14日は「市民からの方法書づくりに挑戦しよう」というワークショップが行われた。戦略的環境アセスメントが一時ストップしている中信地区廃棄物処分場計画に関して、「市民からの環境アセスの方法書」をつくりに挑戦してみた。8人ほどずつ2グループに分かれ、60万立方メートルの処分場をつくるという前提で、基本方針、立地選定の方法、調査内容、市民参加の方法、事業者の説明責任について、皆で考えを出し合う中で、アセスの設計図である方法書をまとめてみた。
 グループの中には、プロであるコンサルなどの業者の方と、シロウトの一般市民が混じり合っていて、いろいろな意見が出され、時には正反対の意見もあった。たとえば、「人里離れたところにつくる」対「みんなが良く見えるところにつくる」、「費用面から、一箇所に大きなものを造る」対「分割して沢山つくることにより、皆の廃棄物に対する意識が高まる」、「かさを減らす為に灰溶融炉を造る」対「灰溶融炉は常に燃やし続けるためゴミが大量に必要、ゴミをかえって増やす」など。
 でも一致した意見も多くあった。たとえば「減量やリサイクルが大前提」「一緒くたに何もかも燃やした灰は入れないことにより、リサイクルをが進む」「調査は、市民参加で」「情報公開室をつくり常に情報開示、同時に誰にでもわかりやすく伝えるものも用意」。
 傘木さんは「コンサルが案をつくって検討委員会に出して検討すると、色々意見が出ても最終的にコンサル案になり、新しいやり方は生まれてこない。今日やった様々な人によるワークショップの方が、新しい可能性が生まれる」と言った。

 15日は「環境アセスメント講座を企画しよう」というワークショップ。私たちのグループは、アセスの考え方を身近な問題に生かすにはどうしたらよいかということが出され、たまたま「穂高町山麓まちづくり懇談会」のメンバー3人(写真は作成した企画書を持つ3人)が一緒になったうえ、もう一人穂高町の人がいたこともあり、まちづくりアセスの講座を企画しようということになった。県が作成中のまちづくり条例にもまちづくりに関連するアセスがあり、丁度良い。
 1回目と2回目は学者を講師に総論や、アセスの方法書について学び、3回目は、コンサルを講師に市民アセス方法書には欠かせない、調査のやり方などを1日がかりで屋外で調査しながら学び、4回目は傘木さんを講師にワークショップでまとめる。対象は穂高町民は勿論だが、同じように地域の環境問題に取り組みながらも、実際の方法がわからない県内の住民のみなさん。環境事業団の人もいたので、グループ発表の際には「この講座は本当にやりたいので、協力お願いします!」とPR。

 住民には様々な人がいて色んな考えがある、しかし、ワークショップの場では皆平等。その意識に立ち、前向きに考えを出し合うことにより、お互いに良い影響を与え合い、思わぬ成果がある。いっそのこと重箱会議の長野県議会もこのようなワークショップ形式でやったらどう?でも、無理か。県議とは自分が偉い特別な人と思っている方々が多いから。

 アセスは、必ずしも直接的に関係する住民だけが意見を言えるのではなく、他の人も意見が言えることが大事。環境を守るという視点で考えると、今生きている人の利益だけをでなく、未来に生きる人の利益を考える必要がある。それには、第3者的立場の人が関わることに、大きな意義があると思う。


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