2004 年
3 月
23 日
感情的理由?で否決された、現地機関職員直接提案の自転車道予算
〜さわやか早苗日記227〜
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今日は県議会本会議で来年度予算の採決があった。県の組織改正や観光センターの設置等などの事業や条例案、その他にも多くの知事側の提案を否決、森林づくりや美しい風景育成のなど期待される条例案が継続審議となった。 否決された一つに万水川(よろずいかわ)堤防を利用した、「せせらぎの自転車道周遊小路整備事業」があった。県民ニーズに決め細やかに対応した先駆的な事業展開にとりくむとして、職員からの直接提案が来年度の事業計画に幾つか採用された中の一つ。豊科建設事務所の職員が考え出し、提案されたもの。 安曇野ではやまびこ自転車道の建設促進同盟会があり、そこでは、毎年自転車道整備の要望が出されてきたが、最近ではただ建設を求めるだけではなく、既存の自転車道の有効利用を県と考えたいとの意見が出されていた。 河川改修が終わった堤防を自転車道として整備する場合、国庫補助の対象にはならないという制約がある。そのため、県単独事業として行われるが、既存のやまびこ自転車道とせせらぎ自転車道をリンクし周遊にすることで、観光地安曇野に相応しい自転車道を、少ない経費でより良く造ろうとする職員の姿勢は評価でき、私はこの事業について知った時に、その点を嬉しく思った。 また、9月県議会で私はやまびこ自転車道の有効利用の観点から「自転車王国NAGANO」を提案し、大町を含め安曇野が自転車王国となることを希望した。その実現にはひとつひとつの積み上げが必要で、そのような意味からも周遊にするという職員のアイデアに、なるほど!と感心した。
土木委員会で県民クラブの村上淳議員から、総務警察委員会では同じく宮澤敏文議員からこの事業への異論が出されたそうだが、どちらの委員会でも他に異論を唱える議員はいなくてこの事業予算案は可決された。「自転車愛好家だから、おれはあの事業に反対はしない」とわざわざ私に話をしてくれた自民党のある議員もいた。 ところが、今日の議会で、土木委員の村上議員から、せせらぎ自転車道予算案削除の動議が出された。理由は、「黒沢ダムの代替案が示されておらず、堤防のかさ上げ等河川改修のやりなおしの可能性がある」「国庫補助を使うべきで、本来、穂高町から提案されるべきもの、地元の合意がない」など。 しかし、万水川の河川改修については、黒沢川の治水利水計画にかかわらず、安曇野排水路の受け皿として、早期改修が求められており、それにそって改修がすすめられているもので、すでに7割が改修済み、残りも発注済みが殆ど、また、黒沢ダムのカット水量は全体200t中の15tで、建設事務所によると安全度が引き上げられたりしない限りかさ上げ等はないとのこと。 せせらぎ自転車道の事業案は、穂高町議会でも喜ばしいこととして紹介されたり、他の件では知事に対して厳しい見方をしている南安曇の県議も、自転車道予算には反対しなかったことからも、地元が歓迎していることはわかる。
ところが、本会議では25対31で否決された。土木委員会では可決したのに本会議では否決した議員もいて、筋が通らないという批判も出た。わけの分からない理由や経緯で否決されたことに、裏での取り引きの道具にされた等という話も出ている。 組織改正条例案の否決といい、知事の対する感情的な対立でむやみに否決し、県政に混乱をもたらしているように思える。それは県民にとって大変不幸なこと、また、現地機関の職員のやる気をそぐような議会のやり方も残念だ。 マスコミの中にも「自転車道にケチを付けている、**議員って分かりやすい人ですね(感情的に反対しているということ)」と呆れて私に話してくれた人がいた。
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