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2004 年 4 月 29 日    
"小さいからこそ"輝く自治体首長の気概。初社会衛生委員会
〜さわやか早苗日記250〜
(前回の続き)24、25日に原村で行われた「小さくても輝く自治体フォーラム」の最後には、新法で強力合併を押し進める政府のやり方に対して、民間レベルからのまっとうな三位一体の改革をめざし、「もう一つの地方税財政改革」をつくる対案を示すアピールが採択された。
 また、新潟県津南町からは、職員全員がチームを組み、勤務時間外に住民参加で自立案を創っている取り組み、長野県阿智村からは、地域振興局による小規模自治体と県との新たな連合・協力関係を創る取り組みなど、現場からの具体的な取り組みが紹介された。
 また、原村・清水村長の「郷土を愛する心と共に創造する心が自立に向かわせた」、阿智村・岡庭村長の「今の合併は、超貧乏村(阿智村など)がウルトラ貧乏村(浪合村、平谷村など)に頼りにされ、貧乏県に支援を求めている」などの言葉が、印象に残った。
 田中知事が"小さくても"ではなく、「"小さいからこそ"輝く自治体フォーラム」であると言ったが、演壇に立つ小さな自治体の首長たちの大きな気概と地域を愛する心に、希望を感じた。また、穂高町民として羨ましく思った。

 26日は、今年度初の県議会・社会衛生委員会があった。私は昨年度に続いて2年目。今年は3期以上の議員が多く、女性も3人、昨年とは変わった雰囲気になった。元看護士で福祉や医療に詳しい共産党の高村京子議員が一緒なので嬉しい、いろいろ教えてもらいながら、ともに考えさせていただきたい。
 さて、組織改正条例案が県議会で否決され、条例の枠内で組織を見直していた為、県職員の人事移動が4月末になった。そこで、この4月下旬に開かれた初委員会は、どこも、異動前の職員の顔が並ぶ、ちょっと奇妙な委員会になってしまった。経験がある職員が資料作成・説明の方がやり易いと言えばそうだが、6月県議会ではもう一度仕切り直しになるわけで、県民益からしたら無駄。このような混乱や結果をもたらしたのは、たいした理由もなく組織改正条例案を否決した県議会側にあることは明白だ。

 他の委員会では条例の枠内で組織替え案についても、条例違反だのという意見が議員から出たそうだ。しかし、社会衛生部では3障害(身体・知的・精神)支援が、これまで社会と衛生部に分かれていたため社会部障害福祉課に統合したり、老人保健も衛生部から社会部高齢福祉課に統合するなど、当たり前といえば当たり前の組織替えだったため、議員からは何の異論もなかった。
 でも否決条例案では社会部と衛生部そのものが統合されるはずだったから、ここでも議会の否決は間違いと思える。委員会審議は、社会部の後に衛生部職員が入れ替わって行う。統合されていれば1回で済んだのに、これも県民益からしたら無駄なこと。質問しようとすると、「おお、今日は質問なしだゾ!」と言う条例案否決議員がいたが、誰のせいで時間枠が狭くなったのだ。

 私は、障害者が施設『西駒郷』から出て、地域のグループホームや授産施設で過ごせるようにする地域移行の政策について、「障害者が地域で暮らせることは喜ばしいことだが、施設在住者の地域移行は国の政策による所があるのだから、国の障害者支援の予算が減る中で、『西駒郷』別口として、国に予算的支援を主張していくように」と、意見を言った。これは、先日、グループホームと授産施設を視察し、個人の思いでこのような施設が運営され、カツカツでもなんとか踏ん張っている様子を見たからだ。
 地域移行しても運営は大変であり、障害者支援予算全体のパイを増やさない限り、回っていかない。長野県は厳しい中でも支援を増やしているが、国からの予算が増えないと厳しい。


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