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2004 年 5 月 28 日    
ドイツ環境スタディーツアーに参加した感想<1>
〜さわやか早苗日記259〜
 5月17〜27日の間、15年ほどドイツ市民との交流を続けている「日独市民交流ネットワーク(波田町の百瀬智さんが代表)」主催のドイツ環境スタディーツアーに参加、ドイツの環境政策とまちづくりについて学んだだけでなく、一般家庭にホームステイさせてもらい親交も深めてきた。
 参加者は、私と林奉文議員と宮川速雄議員の『あおぞら』のメンバー、駒ヶ根市議、環境や教育などに関心のある長野県民と百瀬さんの合わせて11人。通訳には、ハノーバー大学に留学中の田口理穂さん(松川村出身・写真左)が、フランクフルト空港からずっと同行してくれた。また現地では、ホームステイ先のホストファミリーの方々が案内して下さったり、環境問題に取り組むNGOの方たちなどが説明して下さった。

 視察報告はホームページで順次行う予定、まずは全体の感想を。
 環境先進国と言われるドイツは、2018〜2020年までにドイツ国内の全ての原発を止める為に自然エネルギーによる発電、地球温暖化防止の為の脱化石燃料化、ゴミをできるだけ出さない為のリユースやリサイクルなど、循環型社会に向けた政策を推進している。
 今回の視察では、サッカー場のソーラーシステム、バイオマスによる発電、風力発電、プラスチック包装容器処理工場などの施設や、エコホテルやカーシェアリング、省エネ住宅などの取り組みなどを見学した。ドイツではこのような取り組みがけっこう前から行われており、技術的に新しいわけではない。日本でも既に取り組まれているものだったりして、けっして日本が技術的に劣っているわけではないとわかった。

 ではなぜ、ドイツが環境先進国と言われ、日本は取り組みが遅れていると感じるのだろう。それは推進していくシステムがきちんとしているかどうかにある。ドイツでは法律で決められていたり、また環境を守る取り組みを行っている方が得をしたり、経済的にもみ合うような仕組みになっている。
 例えば、再生可能エネルギー法により自然エネルギーで発電された電力を、売電価格より高く買うことを法律で電力会社に義務付けている。公共の電気料金は、どこから買うかにもよるが、10〜17セント/Kwであるにもかかわらず、ソーラー発電の電気は、法律ができてから20年間は42セント/kwで買い取られる事が保障されている。ソーラーへの設備投資にはお金がかかるが、この買い取り保障価格により経済的にもとがとれ、投資の対象にもなっている。また、早くに取り組めば取り組むほど儲かるので、ソーラー発電が広がり易い仕組みになっている。また、買い取り価格の上乗せ分は、kw当たりの使用電気料金を少し高く支払わされることが法律で決められており、全ての消費者が負担するようになっている。これも省エネを心がけた人は負担が少なくて済む。
 風力発電などの電気を安く買いたたいたり、沢山電気を使えば使うほど使用料金が安くなる日本とは大きく違う。
 またドイツでは、例えば包装容器の回収や処理などは生産者責任が義務づけられており、価格に上乗せされる為、商品の値段が高くならないよう、メーカーは回収処理にお金をかけないよう考える。過剰な包装がなくなり、瓶やペットボトルがリユースされやすいよう形も数種類、消費者もデポジットすれば得をする仕組みになっている。(感想の続きは明日)

 さて、今日の新聞によると、田中知事が知的障害者のスぺシャルオリンピックス(SO)に財政支援すると発表したそうだ。ドイツでSOバッチをつけていたら、沢山のドイツの人々にそれは何?と尋ねられた。説明するとみな高い関心を示した。長野県が支援してSOの大会が開かれる事は世界的に価値ある事だと確信した。


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