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2004 年 7 月 17 日    
信州環境フェア、環境を守る意識は教育から
〜さわやか早苗日記278〜
 ビッグハットの信州環境フェアに行って来た。沢山の家族連れで賑わっていた。子ども達の参加はとても大事なことだ。
 信州環境フェアに出展、研究の成果発表することになっていた、南安曇農業高校3年1組の生徒や先生の乗ったバスが、フェア準備の帰りに事故に遭い、先生がお一人亡くなってしまわれた。
 「環境に配慮した栽培方法の検討〜家庭菜園でできる手軽で環境に優しい栽培方法とは〜」という3年1組の研究活動は大変立派なもの(写真)。
「私たちのクラスでは、1年から水質浄化に着目して研究に取り組んで来た。1年次は、級友の自宅周辺を流れる河川水の水質調査にCODパックテストを用いて行った。その結果、都市部が最も汚染されていることがわかり、2年次は山間部から農村部、住宅地へと流れる黒沢川の河川水及び、米のとぎ汁や穂高の名水の水質検査を行った」と始められた研究発表。
 ソバの水耕栽培を行い、米のとぎ汁は排水口に流すのではなく、有効利用の検討が必要なことを確認したり、木炭の浄化能力の研究と製造販売もしたそうだ。売上金を「長野県美しい環境づくり推進委員会」に全額寄付したり、研究成果を発表しながら水質浄化やリサイクルの必要性を訴えて来た。
 今年度は、都市部でできるプランターを用いた家庭菜園に着目し、ミニトマトを用いて、野菜栽培の米のとぎ汁の有効利用の調査研究を行い、とぎ汁だけではなく木炭と併用することが成長や環境面で有効ではないかと発見したそうだ。
 研究内容の展示は、主がいない会場で 、代わりに須坂園芸高校の生徒が説明してくれていたが、プランターに実ったミニトマトの赤が悲しく見えた。地道な研究に取り組んだ先生や生徒達の回復と、亡くなられた先生のご冥福をお祈りしたい。

 今回、環境フェアの展示会場で参考になったこと。
 ゴミを減らすために一番大事なことはリデュース(発生抑制)、次ぎがリユース(再利用)、やむを得ずリサイクルと理解していたら、一番大事なのはリフューズ(生産抑制)とわかった。私たち消費者が生産を抑制させる行動をすることが大事だ。
 これを訴えるグループの方たちは、廃プラの処理工場の周辺に住み、プラスチックのリサイクルで偽木等を作るための圧縮破砕・加熱によりおこる、メカノケミカル反応で生み出される環境ホルモンの影響を心配する皆さん。東京都で発生している杉並病はこれが原因と言われている。
 武蔵工大の水素燃料車も、研究開発に携わる山根公高助教授の話を直接聞き、大変勉強になった。

 また、長野県環境保全協会と経営者協会が主催して、環境文明研究所の加藤三郎所長の講演を聞いた。テーマは「日本を元気にする環境力〜地球市民の心と知恵』。環境力とは「経済や社会活動の基盤である環境の現実と未来とを科学的に見つめ、対応戦略を練り、技術や社会システムの変革を実施できる力」のこと。この力を持つ企業は例外なく経営成績の良い企業、これは余裕があるから環境をやっているのではなく、環境を経営の中心に置いたから勝ち組になった。
 国家も同じ。最大限努力しても地球温暖化は避けられないという事実を科学として見つめ、京都議定書の公約を大幅に上回るCO2の60%カットと、同時に温暖化に耐えうる木を植え始めたイギリス。日本はみどりの会議など環境政党の選挙結果はさんざん。思いやられる。
 環境意識を変えて行くのは教育だ。だから、南安農業高校の取り組みはすばらしい!
ドイツ環境視察レポート完成


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