2004 年
7 月
19 日
議員在任特例を考え、千曲市議会の解散を求めた小平さんの話
〜さわやか早苗日記279〜
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千曲市議会の出直し選挙が今日告示になった。 15日に『議員在任特例を考える会』が、大町市の県政・市政を考える会(代表・丸山好昭さん)主催で、大町公民館であった。『千曲市議会の議会自主解散を勝ち取った住民運動の経験』を、議会解散を求める会の代表・小平銀次郎さんが話した。
小平さんは、「自分は右で左でもなく住民運動の経験もない、ごく普通の一住民」と話された。その小平さんが、議会解散を求める会を立ち上げたのは、上山田町、戸倉町と更埴市が合併して千曲市になった後も、在任特例を使いすぐに選挙を行わず、1人が異議を唱えて辞職したものの、来年(2005年)4月まで53名の議員が在職している為。議員報酬は一番高かった更埴市にそろえ、上山田町の議員は倍額に。 これを決めた合併協議会は、議員15名、行政6名、民間(学者等)5名で構成、実際には議員が自分たちの身の振り方や、給料について都合よく決めてしまった。住民の間では「おかしいと」言う批判は沢山あったが、だれも声を上げない。小平さんは60年間生きて来て、自分の意見が言えないような生活は嫌と思い、2/29に議会解散を求める会合を開いた。 会合には12人が集まったが、いざ代表を決める段になって、誰もいない、仕方なく言い出しっぺの小平さんが代表になり、市議会解散を求める住民署名の手続きを選挙管理委員会に打診。しかし、選管も経験がないため、資料を取り寄せたりしながらなので、何回も通ってやっと届け出準備がそろった。3/14に120人の市民集会をやり、署名集めをしてもらう受任者100人が選管に届け出、その後受任者は760名にもなり、1月後の4/16に25888名の署名を集めて選管に提出した。 知識も経験もないのに、ここまで一気にやってしまった理由を小平さんは「勉強すればするほど大変になってやらなくなるから」というので、会場の皆は笑ってしまった。でも、署名簿の整理がそれこそ大変だった話や、初めてのため選管も厳しすぎる審査して5000名も無効にした話を聞き、本当にこの署名は「とにかくやろう」という意気込みでやってしまったものだとわかった。でも、このようにおかしいと思ったことに声を上げ、やり遂げた住民パワーはスゴイ。 これに対して市議会側は更に無効票を出そうと異議申し立てをしたり、小平さん達住民を訴えたりした。また、署名したことで脅された住民も沢山いるそうだ。 なんとか、ぎりぎりで有効署名数が有権者の1/3を超え、議会は仕方なく辞職した。ただし、出直し市議選では結局上山田からは、市民の解散請求に抵抗した元議員が2人、署名活動を否定していた人が1人立候補、小平さんは1度は決意したものの健康などの理由で断念、市民がなって欲しい人が議員に立候補しないというのも、何だかため息。
大町と合併する美麻、八坂の議員も会場に来ていて、「合併した時に八坂や美麻の意見を通すためには在任特例を使いたい」と、上山田の議員と同じ意見をいい、大町市民から批判の声。「大町市の人口は3万人、美麻・八坂併せても1200人の人口しかいない。在任特例を使うと美麻・八坂の議員1人は60人を代表しているのに、大町の議員は1360人の代表ということになり、大町市民にとって不公平!」と、その通りだ。八坂や美麻は住民の意見を通したいなら、そもそも合併しなければ良い。合併したら両地区から出せる議員はせいぜい1人ぐらいだ。 住民投票で松本市(人口20万)のとの合併賛成が多かった南安曇郡奈川村(人口1050人)、自律を訴えていた勝山村長に「早く辞めろ」と言う村議会。松本市に村から議員は送れるのか?本当に村の未来を考えているのはどちらなのだろう。
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