2004 年
8 月
11 日
田中知事へあおぞらからの提言、焼却灰の処分は誰の責任か?
〜さわやか早苗日記285〜
|
昨日は朝、青空で田中知事に申し入れを行った。内容は6月議会をふりかえって、環境政策に関する県政への提言 1.廃棄物対策について 2.「長野県地球温暖化防止県民計画」について 3.環境教育について 4.長野県の風景を守る取り組みについて 5.政策の基礎となる情報の蓄積について 。(提言書は一番下をクリック) 知事とは主に廃棄物条例のことで意見交換し、知事は自ら視察に行った瀬戸内海の豊島の話をした。豊島は、1975年から都会から押し寄せてくるゴミに住民が反対運動を始めたにもかかわらず、香川県の許可・指導監督の下に我が国最大級の有害廃棄物不法投棄が行われた島だ。時の知事は住民の訴えを「住民エゴ」と言ったそうだ。 なぜ、このようなことがまかり通って来たのだろうか。知事からもらった『豊かさを問う』という豊島住民会議が作成した豊島事件の記録には、「法律とは弱いものの見方ではない。解釈次第で悪とも善ともなりうる諸刃の件である」「行政にかかわる県職員は法律政令ともに詳しいプロであるが、指導監督の為に島に通っていたにもかかわらず、安全合法と言い続け、加速度的に事態を悪化させた」とある。 25年の戦いを経て、2000年に50万トンに及ぶ有害産廃を香川県が撤去する調停が成立したが、完全撤去(2016年)にはまだ長い年月がかかる。
知事に面会した後、穂高広域施設組合のゴミ処理施設の焼却灰の埋め立て委託先である、豊田村の飯山陸送最終処分場に視察に行って来た。埋め立てを行っている管理型処分場と安定型処分場、プラスチックやコンクリートのリサイクルの様子を見たり、処分場から出る汚水を地下のパイプに集め処理している汚水処理施設等を見させてもらった。埋め立て地は延命化をはかるため、既に埋め立てた所を圧縮したり、もう一度掘り返してプラスチック等をリサイクルに回していた。 説明してくれた副社長は「廃棄物処理業者は10年で会社をつぶしてしまう業者が多いが、処理施設を長い間管理して行くのが大変なため。しかし、自分はお墓がすぐ近くにある為、それはできない。既に埋め立てた処分場の管理に責任を持つ為には、会社を維持する仕事を続けて行かなければならない。これに対して行政は、担当者がすぐ変わり、最後まで責任を持つということが無い」と話した。
先日7日付けの新聞によると、福井県敦賀市で民間業者が最終処分を不法で行っていたため、ここにゴミを搬入した自治体と広域組合などから、ゴミの搬出等にかかる環境対策費用を搬入料に応じて支払わせる方針を、環境省が決めた。これには、県内のいくつかの広域組合や自治体が含まれていて、穂高広域施設組合も平成10〜12年にこの処分場に焼却灰を委託していた。 一般ゴミは市町村の責任で処理するものであり。そこから出た焼却灰の処理も市町村が責任を負う。福井県の不法ゴミ処分場の事例は、過去のにさかのぼって責任が問われることになったということ。当時の担当や首長が責任を問われなくても、税金で対策費用を負担するという形で住民は責任を負う。 県は廃棄物条例の制定を目指しているが、市町村長が一般ゴミに県が介入するものと反発、「一般ゴミを条例から外せ」と言っている。それなのに、焼却灰処理場を県に造れというのは矛盾してはいないか?焼却灰処理は市町村の責任だ。 9日は穂高広域組合のゴミ焼却施設を見学させていただいた。焼却灰に付いて尋ねたところ‥‥(次回の日記に続く)
知事への提言書 |
|
|
バックナンバー 最新20
|