2004 年
9 月
20 日
吉村県政時の浅川治水対策の問題点2、デタラメだらけだった土木部
〜さわやか早苗日記302〜
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(昨日の続き)浅川ダム予定地の隣の谷を埋めている土捨て場は、谷の片側に活断層があり軟弱地質のため砂防指定地になっている。水抜き用にテトラポットで造られた土止め堰堤で、土石流の勢いは止められないだろう。土捨て場の約1km先からは長野市街地が広がる。 更に浅川ダムが造られたら、あと30万立方メートルの土が捨てられる予定だったそうだ。
その、浅川ダムの方は、地質上の問題点はないのだろうか? 実は建設予定だった浅川ダムの谷は、両側が砂防指定地、裾花凝灰岩という大変もろく崩れやすい地質だ。ダム湖は日本初の地滑り防止区域にかかって造られる予定だった。特に右岸は91年3月に地滑りをおこしたため、水抜き用のパイプや井戸を造る大掛かりな工事をしている。そのような所にダム湖つくろうとしていた。 ダム湖予定地の中だけでなく、近隣には地滑り防止区域に指定されている地域が沢山ある。地滑りは水が問題であり、山の地下水位が高くなると発生することが実証されている。このため、地滑り防止区域には、容量6立方メートルの池さえもつくってはいけないことが『地滑り等防止法』で定められている。にもかかわらず、168万立方メートルのダム湖をつくって良いというのは、何とも解せない。 奈良県の大滝ダムでは完成したダムに水を溜め始めたら、山の地下水位が上がって地割れが発生、川上村白屋地区では家の床下等に大きな穴が空き、地滑の発生の危険があるため、住民が避難し1年が経つ。 もし浅川ダムが造られれば、一帯の地滑り防止区域にある住宅に、白屋地区のような被害が出る可能性は大いにある。ダムの無い今でも、じわりと山全体が動き住宅地の土留めコンクリートに大きなひび割れが幾つも見られた(写真)。
このような地滑り地帯につくろうとした浅川ダムなので、ダム軸を決めるために調査用トンネルを幾つも掘ったが、断層につきあったたりし、不向きな所ばかりでダムの位置がなかなか決まらなかった。ダムの位置が決まらないのに、ダムの付け替え用のループ橋とトンネルが先に造られた。これは、実はオリンピックのために飯綱高原に向かう道路が必要になり、ダムの付け替え道路の予算で造ったものだ。 先に付け替え道路の位置を決め、道路の位置にあわせてダムの位置を決めた。そのため、ダム軸に選ばれた場所は、断層があるためにダムを造るには不向きとされた調査用第1号トンネルのすぐ横になった。 実はループ橋も地滑り地帯だという危険性を無視し、山が徐々にせり出して来ている場所をわざわざ削って造っている。法律では2m以上の切土・掘削などは、地滑りの発生を誘発するとして規制しているのに。
このように、浅川ダムはダムを造っては行けない場所に計画されたものなのだ。造りたいがために吉村県政時の県土木部は、デタラメなことを次々に行ってきた。つじつま合わせの為にデタラメはデタラメを呼び、そのデタラメを隠して、県民に説明してきた。
洪水の危険があるとされるのは、浅川が千曲川と合流する長沼と赤沼地区、豊野町の一部だ。ここの洪水災害は、常に千曲川の水位上昇による内水災害だ。浅川の堤防が千曲川より低いため、千曲川から逆流してくる水を防ぐ為に水門を閉める。しかし、長野市街地に降った雨が浅川に流れ込むのに、出口が塞がれているから浅川の水位は増す。浅川から千曲川に水を排水する設備があるが機能は僅か、またポンプで強制的な排水も難しく、千曲川の方の水位が高くなれば、浅川からの排水は出来なくなる。 さらに、千曲川は下流に‥‥(続きは明日)
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