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2004 年 12 月 26 日    
県議会最終日、越県合併『賛成議員』の薄っぺらな議論<1>
〜さわやか早苗日記331〜
 22日は、県議会を2日間延長して、山口村越県合併が議員提案され、49対7の圧倒的多数で可決された。
 しかし、合併賛成議員の議論の内容はどのようなものであったか?

 まず、合併賛成の宮澤敏文議員の議案提出に対して、私たち「あおぞら」では宮川速雄議員が質問をした。
 「提案される議員が歴史の評価に耐えうる覚悟を持った上で提案か?なぜ会期延長してまで提案するに至ったのか?」と聞いたら、「多くの議員の『知事は出さないのか、ここまで出さなければこういう問題が起こる、知事の責任はどうするんだい』という議論の中に全て収れんされている」と答えた。
 知事は出さないのか、知事の責任、知事が悪いと、入り口論のみで議論し、提案に至ったらしい。

 また、「村長は、『自律は破滅』と 住民を誘導した気配があるが、この点についての検証はなされたのか?」との問いには、提案説明の際に賛成・反対どちらの住民からも意見は聞かなかったと述べた宮澤議員は、「山口村の現地調査等々の書類に全部私どもは目を通している」と答えた。
 合併賛成議員の判断の拠り所は、村民意向調査の結果のみ。

 「県境は、単なる便宜上の境界ではなく、歴史や文化の反映であるという観点からの話し合いがなされたか?合併の本質を議論した上での提案か?」との問いには、宮澤議員は「民主的なドゥープロセスの中で一つの結論が出た、議会人として個人のものを断ち切って、出された結論に対する心の静けさを持たなければならない」と答えた。
 『デュープロセス〔due process of law〕‥‥何人も法の定める適正な手続きによらなければ,生命・自由または財産を奪われないとする原則』も、なぜか、宮澤議員によるとドゥープロセス〔do process〕に変わるが、「行われてきた事務的手続を重視しろ」という事なのか?
 「出された結論に対する心の静けさ」には、知事の「知事として長野県に残りたい県民を護りたい」という言葉とは180度違う、冷たさを感じる。

 「県民投票の是非についての議論はされたのか?」という問いには、宮澤議員は自ら否定した県民意向調査には触れたくないのか、ノーコンメント。
 県民意向調査というデュープロセスについて、調査予算を認めなかった県議会の責任は大きい。越県なのに村民の意向だけで良いなら、県議会の議決は必要ないではないか。

 更に、議長の特命で総務省に議員提案可能のお墨付きを貰いにいった件で、「総務省の荒木審議幹の公式文書は、いつ入手できるのか?」と聞くと、「知事の、『議会でやったらどうか』との答弁を受けて、議長が総務省の公式見解としての文書をいただきに行った。既にそれぞれの発送の準備は終わった」と答えた。しかし、この文書は24日にも届いたという話は聞いていない。
 本会議場での質疑の後、議論は総務委員会に移された。そこで、委員が「もし議員提案について違法と裁判をおこされたら、訴えられるのはどこか」と質問をし、「総務省だ」という答えに、委員は皆ほっと安堵したそうだ。
 
 本会議でも委員会でも、賛成議員の議論は、「議案を提案しない知事の責任」「意向調査で示された山口村の民意」「総務省のお墨付き」「合併期日に間に合わない」ということのみ。合併に本質に踏み込んだ、県議会として国の小さな自治潰しに対峙し、自治の精神を守り抜く必要はないのか?というものは見られない。
 また、議員提案の責任は知事と総務省にしたい議会は、総務省の公式文書ばかりが気になり、歴史の評価に耐えうる覚悟を持った上での議論などは、あるはずもない。
宮川議員質問全文


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