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2004 年 12 月 29 日    
越県合併『賛成議員』の薄っぺらな議論<2>歴史の検証に‥‥
〜さわやか早苗日記332〜
 (前回の続き)2日間延長して、議員提案の山口村越県合併が圧倒的多数で可決された22日の県議会、『越県合併を認める』との県議会総務委員会の副委員長報告に対して、私は質疑をおこなった。
 私は午前中の総務委員会を傍聴したが、委員の意見や答弁者の話を聞いた中で、疑問点が出てきたため、午後の委員会ではどう議論されたのか質問した。

1.山口村内のブランドが消える不安解消への要望が委員からあった。 「初恋」「木曽牛」「木曽檜」など先人が築き上げて来たブランドや、「馬籠宿」「藤村記念館」などの歴史文化をどのように残して行くのか?
2.恵北6町村も含む大きな中津川市(8万5千人)との合併の中で、2000人の山口村は、人口割合で1/42となる。将来、山口村が小さくてもきらりと輝く地域であり続けるための具体的な手だてについて、午後の委員会ではどのような質疑応答がなされたのか?

 副委員長の答え「新しい地域の村づくり委員会の中の、未来志向の中に反映させて行くという加藤村長、大山市長の答えに含まれている」

3.委員からの「特例債が合併の目的か?」という趣旨の質問に、加藤村長から「特例法にもとづき取り組んで来た、特例債は特例法の中でくっついてくるもの」との答弁があった。国と地方合計の長期債務残高は2005年度末で774兆円だが、合併特例債は、これを更に増やすと危惧されている。合併後の中津川市はいくらの特例債を何に使い、その中で山口村に向けられるものはいくらで、何につかわれるのか、午後の委員会での質疑応答の中にあったか?
4.村長は、先日田中知事との面談で「国の押し進める大合併がなければ、どこの市町村も今のままが良いだろう」と発言。提案者の宮澤議員は、財政力の低い山口村(指数は0.153)は苦渋の選択として合併を選んだと話したが、自律を決めた泰阜村0.143、栄村0.121、売木村0.104、根羽村0.101。なぜかたや自律で、かたや合併なのか? 村の合併だよりの至る所に、自律は住民に相当な我慢を強いること、村独自の事業などは出来ず、最終的に役場は窓口業務を行うだけになると説明されているが、本気で自律を模索し、村民に示して来たのか、午後の質疑応答の中にあったのか?
5.村民から疑問の声が上がっている合併シュミレーションについて、人件費は現在カットしているものを、元に戻して算出したため増えているとの村長答弁について、「現在より財政状況が悪化する中でのシュミレーションとしてはおかしいのではないか?」という質疑や応答は午後にあったのか?

 副委員長の答え「特例債については新しい中津川市の問題。財政力については各委員が全て以前に確認、承知、議論した結果」

6.「冷静になって考えると、長野県議が国の御墨付きをもらって、他の県へ送り出すという異常性、喜劇はなんとかならないのか」という県民の声がある。午前中の委員会の審査は、手続き論に終止している。20日の議会運営委員会で古田議長は、「歴史の検証に耐えうる議論」の必要性を述べたが、午後の委員会で、それがなされたなら、例を挙げて欲しい。

 副委員長の答え「本日まで会議を延長してやって来た事に尽きる、議員提案の可否についての提案者説明の中に含まれる」

 副委員長のどの答えも、予想通り簡単なものだった。「歴史の検証に耐えうる議論」に至っては、10年、20年後に、圧倒的多数で山口村を岐阜に行かせた県議会が何と言われようと、その覚悟があるのかということなのに、「議員提案の可否」とうすっぺらな責任転嫁の手続き論のみ、情けない‥‥。
北山早苗質疑の全文


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