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2004 年 12 月 31 日    
越県合併賛成議員の薄っぺらな議論<4>と、涙
〜さわやか早苗日記335〜
 (前回の続き)議員提案の山口村越県合併が圧倒的多数で可決された22日の県議会、木曽郡選出の村上県議は、「県民の総意で山口村の夜明けを実現して欲しい」と、議員提案までして山口村を行かせてあげる自分たちをヒーローのように言い、涙を流しながら賛成討論をした。
 しかし議員の涙とは裏腹に、このごろは「県議会賛成議員は正気なのだろうか。不思議な話だ」という、県議会批判の県民の声が多い。県民意向調査を否定し、県民の関心の高まりに目をつぶり、山口村の賛成派の声だけ聞いて、岐阜県へ簡単に行かせた県議会への批判は、12月県会前に比べて確実に高まっている。

 山口村は昭和の合併の際、村議会の合併賛成に対して県議会が合併に反対し、西沢権一郎知事は国に分村を申し入れ、神坂村は明治の合併以前の地域(旧湯舟沢村と旧神坂村)に分かれて、中津川市と山口村になった。
 村上議員は討論の中で、「残って欲しいという思いはあるが、自分たちの決断により、山口村の分村の悲しい歴史、越県賛成反対の争いにやっと終止符が打て、村民が落ち着ける」と言った。また争いを、賛成議員は「提案しない田中知事」のせいにする。果たしてそうだろうか?
 9月県議会の前にあおぞらで山口村を訪れた際、昭和合併時の分村の話を村の人に聞いた時、「まさか自分が生きている間に、もう一度こんな目に合うとは思ってもみなかった」と話していたのが大変印象的だった。
 『こんな目』とは、国からの合併話であり、それがなければ、山口村の人々は落ち着いた暮らしを続けていたのだ。また、自律を選択し長野県木曽郡山口村でいれば、長野県民でいたいのを諦めるような目に合わないで済んだのだ。
 生活が中津川に向いている事と長野県でいる事は関係ない。私はよく堀金を通って豊科に買い物に行く、大町や松川にも友人が沢山いる。長野県山口村でいて、中津川で買い物しようと学校に行こうと、いっこうにかまわない、中津川に面倒みてもらっているのではなく、買い物してやっているお客さんのはずだ。生活が中津川に向いているからなどという事で、合併を決めてはいけない。もっと、大事なものがある、合併反対を言ってきた人たちは、そう考えて来たから反対しているのだ。編入合併した小さな村の将来は過疎化が進むだけと、歴史が証明している。
 村上議員は、「時代にあった地域にして行くのも私たちの責務、私たちが救わなければ誰が山口村を救えるのか」と言うが、岐阜県へ行ってしまったら、もう村上議員には山口村を救う事は出来ない。自分の涙に酔ってしまったの?むちゃくちゃだ。

 県外でも越県合併についての関心が高まった。「田中知事の言う通りだ。今回の県議会の判断基準によると、南信州の村々が愛知県に、軽井沢が東京へ行きたいと言いだしたら、長野県は認めるということだが、良いのか」と。
 国は法改正までして、越県を容易にした。右から左までが一緒になって自ら提案し、基礎自治体の意志の尊重だけで決められた長野県での越県合併が道州制へのきっかけとなり、長野県議会賛成議員の薄っぺらな議論とともに歴史に記される、それで良いのか?

 一番最後に賛成討論した石坂議員は「山口村加藤村長の挨拶を聞きながら、様々な思いが駆け巡り、涙をこらえる事が出来なかった」と話した。これまで、加藤村長は知事に提案して欲しいと何度か涙を流したが、私は、村長には「自律で頑張っているのに、国はなぜこんなに村をいじめる」と涙を流して欲しかった。そして、石坂議員には‥‥諦めを強いられている人々の為に涙を流して欲しかったと思うのは、私だけだろうか。
あおぞら・林議員合併反対討論


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