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2005 年 3 月 14 日    
廃棄物処理を心配する県民と条例、だが、県民不在の県議会<1>
〜さわやか早苗日記360〜
 区民が知らないうちに建設が進んでいた廃棄物中間処理施設がきっかけとなって、12日三郷村温農協改善センターで学習会があった。黒沢自由塾('この地に住んでよかった”と思えるような魅力ある地域社会を考え気軽に語り合う自由な人々の集まり)が主催して、関口鉄夫さんを講師に『産廃施設とゴミ処理問題について』学んだ。広く安曇、松本平から、農家のおじいちゃんをはじめ、赤ちゃんを連れたお母さんなど、150人余りが集まった。
 私がこの問題を一般質問の中取り上げた際(下記参照)、県の生活環境部長が、「事業者の計画書に事実と異なる点があったため承認を取り消す」と言い、「地方事務所が不備を見逃していた、反省している」と認め、「これからは、前段階での合意形成に県が関与して行く」と話した。
 
 県がこのような姿勢を示し一件落着の様に思えるが、白紙に戻っただけのことであり、施設はそのまま、住民は気を緩めてはいない。
 今一番の問題点は村の姿勢だ。この施設は、村が関与する一般廃棄物と県関与の産業廃棄物の両方を処理する予定なのだが、村が黙りを決め込んでいる。県の許可が及ばない堆肥化施設だけ残して、まずそれだけで運転を始めようとしているのではないかと、住民は心配をしている。
 学習会の中で、関口さんは堆肥化について「家畜の糞尿と生ゴミを混ぜて、良い堆肥にはならない。原料の質が不明だったり、EM菌など地域になかった物が使われるような堆肥化には、大きな問題がある。土地や、栽培されるものに合った堆肥が必要で、堆肥は大量生産するものではない」「邪魔なものは何でも堆肥にすれば良いという今の現状は、合理的に農地をゴミ捨て場にしようというもの」と話した。

 「長野県で現在検討中の『廃棄物条例』から一般廃棄物を外して」という、町村長や県議たちの意見で、条例案制定がストップしている。二つを分けたら、三郷村の事例のように困るのは住民である。
 一般質問で私は最後に、「条例が産廃だけに網をかけるものであったら、廃棄物は緩い一般廃棄物の方へ流れる。市町村の理解を深め、早い時期の条例制定を行ってほしい」「地域循環型の仕組みづくりに、県が市町村や地域のコモンズと協働して取り組んでほしい」と要望した。
 知事は「常に住民側に立った廃棄物行政を行いたい。ゴミ対策でトップランナーの市町村が育って欲しい、そのために県は一緒に取り組みたい。環境問題では、良い意味で集中投資をしないと変わらないと思う」と応えた。また知事は、「市町村長や県議は、条例の方向性は良いと認めているなら、ぜひ、志を同じくして欲しい」と訴えた。
 
 学習会の中で、朝日村のレタスなどを栽培している農家の方が、「廃マルチを処理する理由で廃棄物処理施設建設の計画を業者が進めているが、不安だ」という話をした。会の終了後にこの方と話をしたら、地元の県議とも知り合いだという。
 南安曇の、私の他の県議の支持者らしいおじさんからも、「(三郷村の)廃棄物処理施設のことが不安だ。村がダメなので県でなんとかして欲しいが、他の**県議はどうなんだろう」と、声をかけられた。
 
 私が質問した際に、県の姿勢を質したためか、「もっとガンガン言え」との激励?やら、「今回の質問は良かった」と声をかけてくれた反知事の立場の県議もいた。それなら、なおのこと、一般廃棄物を含むより良い廃棄物条例の制定に向け、知事側と一緒に進むべきではないか?しかし、知事の追い落としのために、文句を言うだけに生き甲斐を感じている県議が殆どの今の議会は、県民不在だ。(次回に続く)
北山早苗2月県議会一般質問


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